このページをご覧の皆さんは、すでに頭の中にある程度の事業計画やイメージがあると思います。
また、専門家のサポートを経てしっかりとした事業計画を作成されている方もいるでしょう。そしてそこには、当然ながら順風満帆な事業計画が描かれていると思われます。
余裕のある事業資金を準備しましょう!
しかし、創業時の事業計画の通りに現実の事業が進むことは、まずありません。時々、事業計画以上に順調!というお客さまもいらっしゃいますが、かなりの少数派です。多くのお客様が、当初の事業計画より遅れた成長をたどります。
そのような状況の中で、お客様の事業の命運を分かつもの、それが「事業資金」です。
事業計画ギリギリの資金しか準備していなかった場合、少しでも計画に遅れが生じると、資金ショート→倒産の可能性もあります。
創業時に余裕の持った資金を準備していれば、多少の遅れも許容されます。
創業において大切なコトや、準備すべきコトはたくさんありますが、事業が軌道に乗る前に資金が尽きてしまってはどうしようもありません。
「余裕のある事業資金」は創業において一番大切である、と言っても過言ではありません。
そこで活用したいのが、創業融資です。
自己資金と合わせて創業融資を受けることで、余裕のある事業資金を準備することができます。
創業融資は絶対に借りる!
中には、ご自身ですでに十分な資金を準備されている方もいるでしょう。
また、お金を借りるのに抵抗のある方もいるでしょう。しかし、今必要なくても創業融資は絶対に受けた方が良いです!
通常、創業後はしばらく赤字が続くことになります。
少しずつ売上が増え、赤字が少なくなり、あるときからようやく黒字に転化します。
この間は、最初に準備した事業資金がどんどん無くなっていくことになります。
文章で読むと大したことないのですが、現実にご自身の会社のお金が日に日に無くなっていくのを目の当たりにされると、皆さま恐怖すら感じられるようです。
それでも、事業計画通り黒字になり事業資金の出血が止まれば安心できます。
しかし、事業計画に遅れは付きものです。
当初準備した創業資金が底を突く!残念ながらそのような場合、金融機関はお金を貸してくれません。
基本的に金融機関は、すでに黒字化し成長が見込める事業にしか融資をしてくれません。
創業直後の不安を払拭し、事業を軌道に乗せるためにも、創業融資で余裕のある事業資金を準備することが大切です。
ところで、創業時にご自身で豊富な資金を準備される方もいらっしゃいます。そのような場合でも、当事務所では創業融資で余分に資金を準備しておくことをお勧めしています。
個人のクレジットカードと同様、金融機関に対して返済実績を作っておくことで、次の融資が受けやすくなります。つまり、戦略的に信用を作っておくこと自体が大事です。
事業が黒字化し、これからもっと成長するぞ!というときには、さらなる資金調達が必要となります。
その時のために、創業時からコツコツ返済実績を作っておきましょう。
また、そもそも事業にある程度の規模がないと、損益分岐点を超えられない可能性があります。
あまりに事業規模が小さすぎてしまうと、毎月の支払い、とくに固定費に売上がなかなか追いつかず、いつまでたっても赤字から脱出できないという状況になってしまいます。
創業時に「ちょっと規模が大きすぎるかな」と思うくらいの規模で資金を投じ、事業を開始する覚悟が必要な場合もあります。
そのような場合は、やはり創業融資があなたの強い味方になってくれるのです。
創業融資サポートセンター(CPA)では、創業融資・創業時の資金調達のご相談を随時お受けしております。お気軽にご相談ください。