自宅やマンションの一室でも開業でき、少ない資金でスタートできるため、「自分の店を持ちたい!」という夢を実現しやすいのがサロンです。サロン開業は幅広い業界で非常に人気のある起業方法です。
この記事では「サロン開業」についての流れと開業資金の調達方法について解説していきます。サロンの開業をご検討の事業者様は、この記事を見て少しでも参考にしていただけますと幸いです。
目次
サロンの種類
ここでは、代表的なサロンの種類を紹介します。
美容関連
- ヘアサロン – ヘアカット、カラー、パーマなどを提供します。
こちらの記事で詳しく紹介しています。
- エステサロン – フェイシャルやボディトリートメントを施します。
こちらの記事で詳しく紹介しています。
- ネイルサロン – ネイルケアやアートを行います。
こちらの記事で詳しく紹介しています。
- まつ毛エクステサロン – まつ毛エクステやまつ毛パーマの施術を行います。
こちらの記事で詳しく紹介しています。
- メイクサロン – メイクの施術やアドバイスを行います。
- アートメイクサロン - アートメイクの施術を行います。
リラクゼーション関連
- マッサージサロン – マッサージ技術を提供します。
- アロマサロン – アロマオイルを使ったリラクゼーションの施術を行います。
- リフレクソロジスト – 足裏や手のリフレクソロジーを行います。
- 整体 – 身体のバランスを整える施術を行います。
スピリチュアル関連
- 占いサロン – タロット、占星術、手相などでアドバイス。
- ヒーリングサロン – エネルギー療法やクリスタルヒーリング。
その他の職種
- 研修講師 – スキルや知識を教えるための講師。
- パーソナルジム – 個別のトレーニングプログラムを提供し、個々の目標に応じたサポートを行います。
こちらの記事で詳しく紹介しています。
- フィットネスサロン – ヨガ、ピラティス、ダンスなどのクラスを提供します。
サロンの開業に必要な資格
サロン開業の流れ
サロン開業の流れは下記のとおりです。
①事業計画と資金計画を立てる
まずは、サロンのコンセプトや提供するサービスを明確にし、収支の予測を含む事業計画を作成します。
必要な資金や資金調達の方法を考えた資金計画も重要です。資金調達の方法について後の項で詳しく紹介しています。
事業計画書(創業計画書)の書き方はこちらの記事で詳しく紹介しています。
②開業場所と物件を決める
立地条件や家賃、周囲の競合を考慮することが大切です。自宅以外で店舗を構える場合はスケルトン物件と居抜き物件のどちらを選択するかも重要なポイントとなります。
自宅で開業する場合は以下のことを確認しましょう。
- 施術スペースや待機スペースを十分に確保できるか
- プライバシーの配慮は十分か
- 法的規制の確認
サロン開業において、良い「居抜きテナント」に巡り合うことができれば、開業・創業時の設備投資額を大きく抑えることができます。
ただし、少し立ち止まって考えていただきたいのは、「居抜き」ということは、その前に同じ場所でサロンを経営していたオーナーがいて、様々な理由でうまくいかずに閉店に至ったという可能性があります。
オーナーにサロン経営のセンスがなかった・・・という理由でしたらまだ良い(というよりは挽回の余地がある)のですが、立地面で思ったよりも地域での認知度が高まらず、利用者の獲得が難しかった・・・という理由による撤退の可能性もあります。
その見極めを外部から行うことは難しいのですが、弊社にご相談いただければ、テナントの選定段階から立地のアドバイス等も含めて行わせていただいております。お気軽にご相談ください。
なお、スケルトン物件とは、内装は一切施されておらず、コンクリートはそのままで配管や配線もむき出しになっているテナントです。オーナーが一から自由に内装設計やデザインを行える長所・メリットがありますが、デメリットとして内装費用が多額になります。そのため、一般的にスケルトン物件は十分な自己資金も必要となってくるでしょう。
③内外装工事と機材や整備を導入する
サロンのイメージに合わせて内外装の工事を行い、必要な機材や備品を整えます。顧客がリラックスできる環境を作ることが重要です。
④集客を行う
オープン前から集客活動を始め、SNSや広告を活用して認知度を高めます。特別なキャンペーンやイベントを企画することで、顧客を引き寄せることができます。
サロンの開業資金について
サロンの開業に必要な初期費用は、地域や立地、規模、提供するサービスによって変動しますが、個人エステサロンの場合、開業方法別の目安は以下の通りです。
- 自宅サロン…70万円~
- 賃貸物件サロン…150万円~
- テナントサロン…300万円~
サロンの開業にかかる初期費用を抑えるためには、最初から大規模なサロンを立ち上げたり、高価な設備を導入したりするのではなく、自宅やレンタルサロン、シェアサロンを活用することも一つの方法です。これにより少ない初期投資でサロンをを始めることが可能です。
サロン開業のための資金調達方法について
サロン開業に限った話ではないのですが、サロンの開業資金のための資金調達の方法には、以下のような方法があります。
- 全額自己資金で賄う。
- 他人(家族・親族を含む)から出資を受ける。
- 日本政策金融公庫等の金融機関から創業融資を受ける。
このうち、自己資金で開業できればベストなのですが、サロンの開業に必要となる資金を全額自己資金で用意できる方は少数だと思います。
自己資金の説明はこちらの記事で詳しく説明しています。
また、人脈や家族の力を利用し、「他人からの出資」によってサロンの開業資金を賄える方もかなりの少数だと思います。
現実的には、日本政策金融公庫等の金融機関や信用金庫からの創業融資を検討することが多くなると思います。
それでは、具体的に融資を受ける方法について見ていきましょう。
サロンの開業に利用できる融資先の例
下記は、サロンの創業や開業時に利用可能な融資先の例です。
【日本政策金融公庫】
創業・継承、設備投資、研究開発、海外展開など、様々な事業目的に合わせた融資制度がある機関です。
※また、日本政策金融公庫の融資を検討されている事業者様は、条件はありますが、こちら(東京都美容生活衛生同業組合)に加入することで、金利が優遇されます。そちらのサポートも弊社で対応させていただきます。※要美容師免許
【保証協会付き融資】
信用保証協会(東京都の場合)が保証人となって金融機関から融資を受ける制度です。
まとめ
今回は、「サロン開業」について、スポットをあてて見てきました。
サロン開業時の融資を含め、弊社では多くの融資サポート実績があります。また、創業融資代行サポート(CPA)では、サロン開業を含む、多くの事業主様から、日本政策金融公庫の創業融資や創業支援のご相談を承っており、多くのノウハウや情報を持っております。まずはお気軽にご相談ください。お客様にとって最適なアドバイスを行わせていただきます。