創業融資のポイント

美容室・美容院の開業の流れ!

美容室や美容院の業界では開業はとても多く、その数は毎年約10000とも言われています。
「今は美容室に雇われて働いているけど、将来的には自分自身で独立開業したい!」という方も非常に多いようです。

しかし、美容室や美容院を開業したいと考えている方の多くは、開業の流れや具体的にどのような準備を進めていく必要があるのかを知らないことが多いと思います。

そこで、今回は美容室や美容院の開業にあたって考えておきたいこと・準備しておきたいことなどを開業までのおおまかな流れを追いながらご紹介します

開業の流れをしっかりと知っておくことで、開業までのイメージを掴みましょう!

美容院や美容室の開業の流れ

①業界経験を積みながら、資金を蓄える

美容室や美容院に開業にあたって、まず必要なものは業界での経験です。

実際に美容室や美容院に雇われて美容師として働いていた方が独立して開業するといったケースは多く、業界でつちかった経験・ノウハウは事業を軌道に乗せていく過程でも重要になってきます。

並行して資金を蓄えることも重要です。店舗の規模や出店の場所によって変わりますが、一般的に美容室や美容院の開業資金はの相場は、約1000万円以上とも言われます。

なかなか自分一人で貯めるには難しい金額ですので、資金調達が必要になる場合が多いですが、その方法は少し下でご紹介します。

また、個人事業主として開業をする際に必要な知識などにも少しづつ触れていくとよいでしょう。知識があればあるほど、開業の準備をスムーズに進められるかもしれません。

②事業の計画を考える

業界で経験を積み、資金がある程度貯まった場合、次にするべきことは事業の計画を考えることです。

主な計画内容は、
「どのような業態にするか」
「取り扱う商品・サービスはどのようなものにするか」
「どこに出店し、どのような物件を借りるか」
「物件の内装はどうか・工事が必要か」
「どのような器具を使うか・値段はいくらか

「どのように集客するか」
「運転資金はいくらか」
などです。

特に、美容室や美容院では内装工事や、ジャンプ―台などの機械・美容道具の準備が必要になるケースが多いです。
金額などをなるべく明確にした具体的な計画を立て、開業をより現実的に考えていきましょう。

③開業資金の調達

<①業界経験を積み、資金を蓄える>でも触れたとおり、美容室や美容院を開業する際に必要な開業資金は自己資金のみでは不足してしまう場合が多いです。

そこで、開業した方の多くは自己資金とは別の手段で資金を調達していることが多く、その際の開業資金の調達方法は、主に「借入(融資など)」「補助金、助成金」「出資」の3つの手段があります。以下、それぞれの手段の簡単な紹介です。

<補助金、助成金>
 1つ目の手段は補助金・助成金です。国や地方自治体などでは開業者向けの補助金・助成金が存在しており、調達できる金額は低いことが多いですが返済義務はありません。しかし、応募要件や審査が難しい・厳しい場合や時間や手間がかかる場合もあります

<出資>
 2つ目の手段は出資です。返済の義務は発生しませんが開業時に出資者を得ることは難しく、経営方針など面で自由が制限される場合があります。近年では、クラウドファンディングを用いた調達も注目されています。

<借入(融資など)>
 3つ目の手段は借入(融資など)です。借入先は主に銀行や信用金庫であり、開業者向けの融資である創業融資が利用されることが多いです。創業融資では返済義務が発生しますが、しっかりと自己資金を貯めてあれば上記の2つの方法と比べ、調達できる金額の面で大きなメリットがあります。業界に限らず開業の初期には計画外の出費が出る可能性が高いので、十分な資金を調達できる創業融資はおすすめな手段です。

以上が開業資金の調達の主な方法です。開業時の資金は多いにこしたことはないので、上記での紹介した方法も含めて積極的に資金を調達しましょう。例えば、親や知人に借りることも一つの手です。

また、資金の調達の際には専門家(税理士・公認会計士など)に頼ることで、調達をより円滑に進められます。融資に失敗すると、開業の計画が大きく狂ってしまう可能性があるので、融資を受ける場合にはぜひ専門家に頼りましょう。

④保健所への届け出について

美容室や美容院を開業する際には、保健所に届け出をして許可を得る必要があります。例えば、換気の設備は十分かなどが審査され、許可が下りない場合は開業することができません。

物件取得した後の内装工事が終わってしまってから届け出をすると、もし許可が下りなかった場合にはさらなる内装工事をしなければならないような事態になりかねないので、必ず内装工事の図面ができた段階で保健所に基準を満たしているか相談をしに行きましょう

例えば、東京都渋谷区であればこちらにまずご相談してみてください。

⑤最終的な開業の準備・開業!

事業計画を固め資金を調達し、開業のめどが立ったら、いよいよ開業の最終的な準備です

計画をもとに物件の契約や内装工事・什器や道具の購入、ホームページの作成や従業員を雇う場合はその募集などを進めていきます。並行して、SNSや広告・チラシなどを活用した積極的な宣伝活動をしていくことも重要です。

そして、すべての準備が整ったら、ついに開業です。経営者として試行錯誤を重ね、事業を軌道に乗せましょう!

最後に

今回は美容室や美容院を開業する際のおおまかな流れについてご紹介しました。

開業には長い期間と入念な準備が必要です。
資金調達に不安がある場合は、早い段階で一度専門家に相談することを
おすすめします

しっかりを準備をして、万全の状態で経営者としてのスタートを切りましょう!

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