創業融資のポイント

コインランドリーの開業手順・流れ その②

前回ご説明させていただいた「コインランドリーの開業手順・流れその①」の続きになります。

広告および宣伝

コインランドリーを開業して、1~2年目の売上が悪い理由の1つとして「認知度が低いこと」が挙げられます。

では、「認知度」を上げるにはどうすればよいでしょうか。
何もしないで、多くの人に存在を知ってもらうのは難しいでしょう。

そこで広告や宣伝をしていくことになるかと思います。

オープンの前に、紙媒体のチラシやダイレクトメールを使うことも一つの手と言えます。

しかしながらスマートフォン等の普及により、現代社会ではSNSを利用した宣伝が効果的といえます。

したがって、SNSを活用した戦略をとることで集客効果がより高まると言えるでしょう。

保健所への届け出

コインランドリーを開業するときは、保健所へ届け出をする必要があります。
その際に、「コインオペレーションクリーニング営業施設開設届(例:東京都西多摩保健所)」という書類を出します。
それ以外にも「施設概要書(例:東京都西多摩保健所)」を提出します。

オープンへ

このようにして、ようやくコインランドリーが開業になります。

開業までに多くの時間と労力が掛かることが分かりましたね。

そして、これからは時間と労力を掛けた分、これからはコインランドリーを開業したことによる経済的利益を享受していきましょう。

コインランドリーを開業するメリットとデメリット

メリット

リスクが少ない

景気の影響を受けにくい

ランニングコストが低い


リスクが少ない

コインランドリーの場合、アパートやマンションのように空室が発生し、その分の収入が減るということはありません。
また、隣人トラブル等に巻き込まれる心配もないでしょう。

その他にも、飲食店や小売店のように、過剰に在庫を抱えてしまうというリスクもありません。

景気の影響を受けにくい
洗濯は毎日のように行われます。生活に強く結びついているため、「洗濯」という作業が今後なくなることはありません。

特に大型の衣類などはコインランドリーを使って洗濯をされる方が多いです。このようなことから、一定の需要が見込めるといえるでしょう。
参考:㈱ダイワコーポレーション「コインランドリーユーザーの実態」

ランニングコストが低い
コインランドリーは基本的に、無人で営業することが多いです。そのため、人件費がほとんどかからない業態といえるでしょう。

デメリット

初期費用が高い

同業他社との競争

セキュリティ面 


初期費用が高い

一般的にコインランドリーを開業する際の初期費用は2,000~5,000万円かかるといわれています。
洗濯機や乾燥機などに多額の設備投資が必要になります。そのため、しっかりとした収支計画を立てましょう。

同業他社との競争
コインランドリー開業は比較的、参入が容易であるビジネスといえるでしょう。そのため、出店に適したエリアでは競合他社との差別化が求められます。

価格面だけではなくサービスの向上が日々望まれるかと思います。例えば、ポイント制度の導入です。ポイントがいくら貯まったかによって、割引や特典をもらえるようなシステムの導入が挙げられます。

セキュリティ面
基本的にコインランドリーは無人で営業します。そのため、監視カメラの導入は必ずすることになるかと思われます。

また、現金でのやり取りをしている店舗では盗難のリスクもあります。現金盗難のリスクを回避するには、電子マネーやクレジットカード等の非現金のみによる決済しかできないシステムの導入が有効になります。

終わりに

ポイントのまとめ

・場所選び(立地条件)

・店舗のコンセプト

・洗濯機選び

・フランチャイズに加盟するか

・収支計画を立てる

・メリットデメリットの確認

いかがでしたでしょうか。

これからコインランドリーを開業しようと考えている方は、何よりも事前の準備が大切になります。

過去の経験から振り返ってみても、開業準備が早ければ早いほど、成功しやすいといえます。開業までに「~しておけばよかった」とおっしゃるオーナーの方も少なくありません。

これから、開業を考えている方は少しでもそのような後悔をしないようにしたいところです。そのためにも早くから開業準備をすることをお勧めいたします。

開業までには多くの時間と労力が必要になります。納得のいくコインランドリー開業を目指していきましょう。

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