もし、友達同士で起業できたら楽しそうですよね。誰もが考えたことがあるのではないでしょうか。今回こちらの記事では友達や仲間との起業について、メリットや注意点などをご紹介します。起業をご検討中の方がこの記事を見て少しでも参考にしていただけますと幸いです。
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目次
友達と起業。「フレンドプレナー」とは?
あまり聞きなれない単語ですが、「フレンドプレナー」という言葉は「友達(フレンド)」と「起業家(プレナー)」を組み合わせた造語です。この言葉は、友達と一緒に起業やビジネスを立ち上げる人を指します。通常の起業家と異なり、友達同士でアイデアを出し合い、協力してビジネスを進めることに焦点を当てた形態です。
友達と起業するメリット
「友達と起業をする、会社を作ることはやめたほうがいい」、「おすすめしない」などの意見もありますが、以下のようなメリットも多くあります。ここでは友達と起業するメリットを紹介します。
信頼関係が強い
友達同士であれば、すでにお互いに深い信頼関係が築かれていることが多いため、意思決定やビジネス上のやり取りがスムーズに行えることが多いです。信頼の上に成り立った関係性が、リスクを分担し、困難な状況でも支え合う力となります。
コミュニケーションが取りやすい
友達との間であれば、遠慮せずに意見を言いやすく、問題があればすぐに話し合って解決できる環境が整っています。コミュニケーションのストレスが少ないため、効率的に仕事が進められることが多くあります。
モチベーションの維持
起業には多くの困難を伴いますが、友達と一緒に取り組むことでお互いに励まし合い、モチベーションを保つことができます。友達との共通の目標に向かって進むことで、孤独感が減り、継続的な努力を維持しやすくなります。
役割分担がしやすい
友達同士であれば、お互いの強みや得意分野を理解していることが多いので、自然に役割分担ができ、効率よく仕事を進めやすくなります。例えば、管理が得意な人は経理などの管理分野、コミュニケーション能力が高い人は営業など、得意な分野に集中できるチームを組むことも可能です。
柔軟な働き方ができる
友達と起業することで、仕事の進め方やスケジュールが柔軟になりやすく、ライフスタイルに合わせた働き方が可能です。お互いの都合に合わせて調整ができるため、家庭やプライベートとのバランスがとりやすいことがあります。
友達との起業は、上記のように多くの利点がありますが、ビジネスとプライベートの境界をしっかりと区別することが重要です。良好な関係を維持しながら、ビジネスの課題に取り組んでいくことが成功の鍵となるでしょう。
友達と起業する際の注意点
友達と起業することは、強いチームワークやモチベーションを生み出せる一方で、以下のような注意点をしっかり意識して取り組まないと、友情が壊れてしまうリスクもあります。友達だからといって曖昧にせず、必要なルールを守りながらビジネスを運営することが、成功の鍵となります。
ビジネスと友情を分ける
感情的になりすぎない
ビジネスでの決断や対立が友情に影響を与えないように気をつけましょう。感情的な反応や個人的な問題がビジネスに持ち込まれると、関係が悪化する可能性があります。
役割分担を明確にする
友情が先行して、誰がどの役割を担うかが曖昧になると、仕事の進行に支障が出ることがあります。最初にお互いの役割をしっかりと決めて、ビジネスとしての枠組みを守りましょう。
契約や合意書をきちんと作成する
友達同士だからといって、口約束で進めてしまうと、後々トラブルが発生した際に解決が難しくなります。出資額や役割、利益分配、業務内容、決定権などを明記した契約書を交わすことが重要です。
お金の問題を明確にする
お金の管理をしっかりとする
資金の調達や利益の分配、支出などの財務管理はしっかりと行う必要があります。お金が絡むとトラブルが生じやすいため、最初から透明性を保ち、ルールを設定しておきましょう。
出資比率や負担を明確にする
各メンバーがどれだけの出資をしているか、どの程度のリスクを負うかを明確にすることで、後々のトラブルを避けることができます。
長期的なビジョンを共有する
共通の目標を確認する
友達同士であっても、事業の方向性や目標にズレが生じることがあります。起業の初期段階で、ビジョンやゴールをしっかりと共有し、理解を深めることが大切です。
価値観の違いを理解する
友達同士だからといって、全ての価値観が一致するわけではありません。経営に関するアプローチやリスクの取り方に違いがあることもありますので、定期的にお互いの考えを確認しておくことが重要です。
プライベートの時間を尊重する
友達としての時間を大切にし、ビジネスだけに集中するのではなく、リラックスできる時間や遊ぶ時間も確保することが大切です。過度に仕事に集中しすぎると、友情に亀裂が入ることがあります。
夫婦で起業するという選択肢も
ここまでは友達との起業についてメリットや注意点などを説明してきましたが、結婚している方であれば夫婦で起業するという選択肢もあります。こちらの記事では夫婦での起業についてメリットやおすすめの仕事などを紹介していますので、ぜひご参照ください。
起業する時の資金調達方法について
ここからは起業する際の資金調達方法について紹介します。友達と起業する際の資金調達方法に限った話ではないのですが、開業資金のための資金調達の方法には、以下のような方法があります。
- 自己資金
自身が所有する資産を利用する資金調達方法です。自己資金が多いと多くの融資を受けやすくなるというメリットもあります。
- 親・親戚・友人に貸してもらう。
公式な手続きや審査が不要なため、迅速に資金を調達できるほか、低金利または無利息で借りられることが多く、返済期間についても柔軟に設定できる場合が多いです。 - 日本政策金融公庫等の金融機関から創業融資を受ける。
日本政策金融公庫の融資についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
- ベンチャーキャピタル
将来成長が見込めるベンチャー企業やスタートアップ企業の将来の成長を見込んで投資する組織のことです。資金を返済する必要はありませんが、企業が成長や上場したときに株式を売却することで資金を回収します。 - エンジェル投資家
将来成長が見込めるベンチャー企業やスタートアップ企業に出資する個人投資家のことです。投資したお金を企業から直接回収することはせず、将来そのベンチャー企業が株式上場した際の出資金のキャピタルゲインを得ることを目的としている場合が多いです。
このうち、自己資金で開業できればベストなのですが、必要となる資金を全額自己資金で用意できる方は少数だと思います。
また、人脈や家族の力を利用し、「他人からの出資」によって開業資金を賄える方もかなりの少数だと思います。
現実的には、日本政策金融公庫などの金融機関や信用金庫からの創業融資を検討することが多くなると思います。
それでは、具体的に融資を受ける方法について見ていきましょう。
融資先の例
下記は、創業や開業時に利用可能な融資先の例です。
【日本政策金融公庫】
創業、継承、設備投資、研究開発、海外展開など、様々な事業目的に合わせた融資制度がある機関です。特に創業時は積極的な感じが見受けられます。
【保証協会付き融資】
信用保証協会が保証人となって金融機関から融資を受ける制度です。
まとめ
今回は、「友人との起業」について、スポットをあててみてきました。創業時・起業時の融資を含め、弊社では多くの融資サポート実績があります。
また、創業融資代行サポート(CPA)では、日々起業・開業に関するご相談をいただいており、特に、日本政策金融公庫等の創業融資や創業支援のご相談を数多く承っております。
そのため、非常に多くのノウハウや情報を持っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。お客様にとって最適なアドバイスを行わせていただきます。