ネイルサロンの開業は、プロのネイリストにとって目標の一つではないでしょうか。
しかし、十分なキャリアを積んでいても、いざ開業に踏み切るのは難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はネイルサロンを成功させるためのポイントと、失敗しないためのコツを解説します。起業をご検討中の方がこの記事を見て少しでも参考にしていただけますと幸いです。
弊社でもサポートを行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
目次
ネイルサロン開業の流れ・費用
ネイルサロン開業に資格は必要ありません。技術があれば誰でも簡単に始められます。
次に開業費用について紹介します。
開業費用は立地やサロンのコンセプトによって大きく異なりますが、一般的な金額は以下の通りです。
- レンタルサロン:15万円~20万程度
- 自宅サロン:20万円~50万円程度
- マンションサロン:60万円~100万円程度
- テナントサロン:200万円~400万円程度
ネイルサロン開業の流れと詳しい費用はこちらの記事で紹介しています。合わせてご確認ください。
ネイルサロン開業を成功させるためのポイント
技術を高める
リピーターを作る
新規の顧客を獲得することも大切ですが、それ以上に重要なのがリピーターを作ることです。一度来店した顧客が再度訪れたくなるようなサービスを提供しましょう。そのためには、丁寧な接客はもちろん、アフターケアや次回の予約を勧めるなどの工夫が必要です。また、リピーター向けに特典や割引を提供することも効果的です。例えば、次回の施術が割引になるスタンプカードや、紹介者に特典を与えるなど、顧客が再来店したくなるようなインセンティブを提供すると良いでしょう。
SNSを活用する
現代では、SNSをうまく活用することが集客に大きく影響します。特にInstagramやFacebookは、ネイルサロンとの相性が良く、施術例やサロンの雰囲気を視覚的にアピールできるため、非常に強力な集客ツールです。ネイルデザインを写真で紹介したり、ネイル施術の動画を投稿することで、サロンの魅力を直接伝えることができます。また、新しいサービスやキャンペーンを発信することで、フォロワーを増やし、口コミ効果を生むことが可能です。
外部予約サイトを活用する
ホットペッパービューティーや予約専用サイトを活用することで、サロンの認知度を高め、集客がしやすくなります。多くの顧客は予約サイトを通じてサロンを探すため、外部予約サイトへの登録は必須です。また、予約サイトを利用することで、忙しい時間帯でも効率的に予約を受け付けることができ、サロン運営がスムーズになります。
できるだけ詳しい情報を載せる
営業時間、施術内容、料金、アクセス方法、サロンの雰囲気など、必要な情報をウェブサイトやSNS、予約サイトに詳細に掲載することが重要です。これにより、顧客は安心して予約ができ、事前にサロンの特徴を把握することができます。特にアクセス方法や駐車場の有無は、来店に大きな影響を与えるため、わかりやすく記載しておくことが大切です。また、写真や動画でサロン内部を紹介しているサロンも多いです。
ネイルサロン開業で失敗する人の特徴
ネイルサロン開業で失敗する人の特徴には、いくつかの共通点があります。
コンセプトが明確になっていない
ネイルサロンの開業において、コンセプトが不明確だと、集客やブランディングがうまくいきません。ターゲット層の設定と合わせて、店舗のコンセプトをしっかりと設計することが重要です。コンセプトが明確であれば、サービス内容やデザイン、内装なども一貫性を持たせることができ、ターゲットにアプローチしやすくなります。
- 若い女性をターゲットにした場合
・カジュアルな雰囲気
・SNS映えするスペースを設ける - ビジネスパーソンをターゲットにする場合
・落ち着いた上品な空間
・リラックスできる高級感のある雰囲気
立地選び
立地選びはサロンの成功において非常に重要です。競争が激しい一等地を選んでしまうと、高額な家賃がかかり、固定費が膨らんで経営を圧迫するリスクがあります。また、ネイルサロンの場合、顧客は事前にネットで予約を取ることが多く、立地が必ずしも繁華街でなくても問題ない場合があります。しかし、集客力の低い場所を選ぶと、集客に苦労する可能性もあるため、ターゲット層のニーズに合った立地選びが重要です。
運転資金が少ない
ネイルサロンを開業しても、初期の段階では利益を出すのは簡単ではありません。開業初期には、家賃や人件費、材料費などの固定費がかかる一方で、集客には時間がかかるため、赤字が続く可能性が高いです。そのため、開業後しばらくの間は運転資金をしっかりと準備しておくことが必要です。資金繰りがうまくいかないと、開業から数年以内に廃業してしまうサロンも多いため、運転資金の確保は欠かせません。
開業する時の資金調達方法について
ここからはネイルサロン開業の資金調達方法について紹介します。ネイルサロン開業の資金調達方法に限った話ではないのですが、開業資金のための資金調達の方法には、以下のような方法があります。
- 自己資金
自身が所有する資産を利用する資金調達方法です。自己資金が多いと多くの融資を受けやすくなるというメリットもあります。
- 親・親戚・友人に貸してもらう。
公式な手続きや審査が不要なため、迅速に資金を調達できるほか、低金利または無利息で借りられることが多く、返済期間についても柔軟に設定できる場合が多いです。 - 日本政策金融公庫等の金融機関から創業融資を受ける。
日本政策金融公庫の融資についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
- ベンチャーキャピタル
将来成長が見込めるベンチャー企業やスタートアップ企業の将来の成長を見込んで投資する組織のことです。資金を返済する必要はありませんが、企業が成長や上場したときに株式を売却することで資金を回収します。 - エンジェル投資家
将来成長が見込めるベンチャー企業やスタートアップ企業に出資する個人投資家のことです。投資したお金を企業から直接回収することはせず、将来そのベンチャー企業が株式上場した際の出資金のキャピタルゲインを得ることを目的としている場合が多いです。
このうち、自己資金で開業できればベストなのですが、必要となる資金を全額自己資金で用意できる方は少数だと思います。
また、人脈や家族の力を利用し、「他人からの出資」によって開業資金を賄える方もかなりの少数だと思います。
現実的には、日本政策金融公庫などの金融機関や信用金庫からの創業融資を検討することが多くなると思います。
それでは、具体的に融資を受ける方法について見ていきましょう。
融資先の例
下記は、創業や開業時に利用可能な融資先の例です。
【日本政策金融公庫】
創業、継承、設備投資、研究開発、海外展開など、様々な事業目的に合わせた融資制度がある機関です。特に創業時は積極的な感じが見受けられます。
【保証協会付き融資】
信用保証協会が保証人となって金融機関から融資を受ける制度です。
まとめ
今回は、「ネイルサロン開業のポイント」について、スポットをあててみてきました。創業時・起業時の融資を含め、弊社では多くの融資サポート実績があります。
また、創業融資代行サポート(CPA)では、日々起業・開業に関するご相談をいただいており、特に、日本政策金融公庫等の創業融資や創業支援のご相談を数多く承っております。
そのため、非常に多くのノウハウや情報を持っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。お客様にとって最適なアドバイスを行わせていただきます。