日本政策金融公庫(以下「公庫」)で創業融資を検討されている事業者様に創業計画書の書き方について解説します。
創業計画書では、事業の実績がないため、事業の将来性を明示する計画書が、融資のポイントになってきます。この記事を見て、少しでも参考にしていただければ幸いです。
※公庫の創業融資だけでなく、通常の融資にも活用できる内容となります。
創業計画書とは
創業計画書とは、新規事業を立ち上げるために作成する計画書です。事業内容、市場分析、経営戦略などを詳細に計画することで、事業の目的、実現可能性、実現性などを明確にし、公庫(金融機関)にアピールしましょう!
創業計画書のポイントについて
読みやすく分かりやすい文章で作成する
- 簡潔で明瞭な文章を心がけ、専門用語はできるだけ避けて書く方がいいでしょう。
- 図表やグラフなどを活用して、事業内容を分かりやすく説明すれば印象がよくなります。
事業内容を具体的に記述する
- どのような事業を行うのか、どのような商品やサービスを提供するのかを具体的に記述することで伝わりやすくなります。
- ターゲット顧客層や競合との差別化ポイントなども明確にしましょう。
市場分析に基づいた事業計画を立てる
- 市場規模や成長性、競合状況などを分析するとより良いでしょう。
- 独自の強みや差別化ポイントを活かせる事業計画であることをアピールしましょう。
財務計画を明確にする
- 損益計算書や貸借対照表などの財務諸表を作成し、事業の収益性と資金繰り計画を明確にしましょう。
- 過去の業績データや将来の業績予測なども示せるとより根拠があり、良いアピールになります。
リスクと対策を記述する
- 事業活動におけるリスクと、それらに対する対策を具体的に記述することで、リスク管理ができるという印象を与えることができます。
- リスクを回避するための計画があることを示すことで、審査機関の評価を高めることができます。
熱意と意欲を伝える
事業に対する熱意と意欲を文章に込め、審査機関に事業成功への強い意志を伝えましょう。創業融資の審査では、創業者・起業家の熱意が審査員の心を揺さぶり、良い審査結果へとつつながります。
創業計画書のポイント
- 具体的かつ詳細に
事業内容や事業計画は抽象的な表現ではなく、具体的かつ詳細に策定する必要があります。公庫(金融機関)の立場になって、伝わりやすい明確な計画書を作成しましょう。
- 論理的に構成する
項目ごとに論理的に構成し、わかりやすい文章でまとめる必要があります。特に収益計画は根拠に基づくように、作成しましょう。
- 最新の情報に基づいて作成する
市場動向やトレンド状況などの最新の情報に基づいて作成する必要があります。イメージだけでなく、調査や実績値を参考に作成していきましょう。
日本政策金融公庫の創業について詳しい情報は、こちらをご覧ください。
まとめ
今回は、日本政策金融公庫の創業計画書の書き方について、スポットをあててみてきました。
創業時の融資を含め弊社では、多くの融資実績があります。
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