ネイルサロン開業の流れをご紹介します！

ネイルサロンは必須資格が必要のないことから開業のハードルが低く、ネイルサロンの開業を考えている方は比較的多いです。

しかし、ネイルサロンを開業したいと考えている方の多くは、開業の流れを知らない方も少なくないと思います。そこで、具体的にどのような準備を進めていく必要があるのかを詳しく見ていきましょう。

今回はネイルサロンの開業にあたって考えておきたいこと、
準備しておきたいことを説明させていただきます。
また、開業までのおおまかな流れをご紹介します。

開業の流れをしっかりと知り、開業までのイメージを掴みましょう！

開業の流れ

知識や技術を学び、資金を蓄える

ネイルサロンの開業にあたって、大前提として必要なことは、ネイルに関する知識や技術などを学ぶことです。

ネイルサロンで施術を行う際に、国家資格などの資格は必要ありませんが、エステに関する知識や技術などは自ら学び吸収していく必要があります。

実際にネイルサロンで働きながら学ぶケースや、ネイルに関する知識や技術を学ぶことができるスクールに通う方が多いようです。

また、下記の資格を取得すると良いでしょう。

「JNECネイリスト技能検定（ネイル検定）」

「JNAジェルネイル技能検定（ジェル検定）」

「ネイルサロン衛生管理士」

など知名度・信頼性の高い民間資格が多く存在するので、事業運営を有利に進めていくためにこれらを取得することがよいでしょう。日本政策金融公庫などで創業資金を調達する際にも、技能を示せる資格があれば創業融資にもプラスに働くでしょう。

並行して資金を蓄えることも重要

ネイルサロンは自宅開業も可能です。そのため、開業資金の額は人によって大きく変わってきます。出店の場所やどのような機器を購入するかなど、経営の方向性をしっかりと考え目標金額を設定しましょう。

開業資金を自身で貯めるには難しい金額の場合には、資金調達が必要になってきます。その方法は後ほどご紹介させていただきます。

また、余裕があれば個人事業主として開業をする際に必要な知識にも少しずつ触れていくとよいでしょう。知識があればあるほど、開業の準備をスムーズに進められるでしょう。

事業の計画を考える

業界で経験を積み、資金がある程度貯まった場合、次にするべきことは事業の計画を考えることです。

主な計画内容は、以下になります。

「どのような業態にするか」

「取り扱う商品・サービスはどのようなものにするか」

「どのエリアで開業し、どのような物件を借りるか」

「物件の内装はどうか・工事が必要か」

「どのような器具を使うか・値段は」

「どのように集客するか」

「運転資金はいくらか」

などです。

特に、ネイルサロンでは内装工事や美容道具の準備が必要になるケースが多いです。
当然ですが、こだわりのある内装デザインにすれば、費用もそれに応じて大きくなります。

金額などをなるべく明確にした具体的な計画を立て、開業をより現実的に考えていきましょう。
業態に関して、上記でも触れたとおりテナントを借りて営業する以外にも自宅で営業をする「ホームサロン」など様々なものがありますので、自身の状況に適した経営方式を選択しましょう。

また、ネイルサロンは自宅兼サロンの形態で開業している方も多く、レッドオーシャンになりやすい業種ともいえます。このように、開業・創業の敷居が低い業態で公庫の創業融資を得たい場合には、同業他店との差別化が非常に重要となります。
貴社（貴店）の得意な分野やメリットなどを精一杯アピールできるようにしておきましょう。

アピールポイント

・最新のトレンドや最先端の技術や設備を取り入れていることを強調する。

・誰よりも細かいネイルができる点（技術力など）をアピールする。

・これだけは誰にも負けないものがある、すでに一定の固定客がいるなど。

など、考えればきっと思いつくはずです。一度、思いついたものを何でもよいので、紙に書き出してみると良いかもしれません。意外なアイディアが生まれることもあります。

開業資金の調達

先程触れましたとおり、開業資金が自己資金のみでは不足してしまう場合は資金調達が必要になってきます。

開業した方の多くは自己資金とは別の手段で資金を調達していることが多く、その際の開業資金の調達方法は、主に「借入(融資など)」・「補助金、助成金」・「出資」の３つの手段があります。以下、それぞれの手段の簡単な紹介です。

＜補助金、助成金＞

１つ目の手段は補助金・助成金です。国や地方自治体などでは開業者向けの補助金・助成金が存在しており、調達できる金額は低いことが多いですが返済義務はありません。しかし、応募要件や審査が難しい・厳しい場合や時間や手間がかかる場合もあります。また、採択後、入金されるまで、1年以上かかることも珍しくありません。