創業融資のポイント

せどりで起業!始め方や販売方法、資金調達方法まで詳しく解説します

せどりは、少ない資本で始められ、柔軟に運営できるビジネスモデルとして、多くの人々に人気があります。
特にオンライン販売の普及により、せどりは個人でも簡単に実践できる手軽な起業方法として注目を集めています。安く仕入れた商品を高く販売することで利益を得るこのビジネスは、しっかりとした戦略と知識があれば、安定した収入を得ることも可能です。
本記事では、せどりで起業するための基本的な始め方から、効果的な販売方法、さらには資金調達の方法まで、成功するためのステップを詳しく解説します。

弊社でもサポートを行っておりますので、お気軽にお問い合わせください

せどりとは

せどりとは、商品を安く仕入れて高く売ることで利益を得るビジネスモデルの一つです。
主に中古品や新品の製品を、フリーマーケットやオークションサイト、店舗などで安く仕入れ、インターネットのマーケットプレイス(例えば、Amazonやメルカリ)などで再販することが一般的です。
せどりは、比較的少ない資本で始められるため、初心者にも取り組みやすいとされていますが、商品選定や市場調査、在庫管理などに工夫が必要です。

せどりで開業するメリット

せどりで開業するメリットは下記のとおりです。

  1. 低資本で始められる
    せどりは初期投資が少ないビジネスであり、仕入れ資金を自分のペースで増やしていくことができます。中古品の仕入れであれば、さらに低コストでスタートできるため、資金に余裕がなくても比較的リスクなく始められます。
  2. 段階的な拡大が可能
    せどりは、最初は小規模に、少量の仕入れからスタートし、少しずつ売上を増やしながら規模を拡大していくことが可能です。
    例えば、仕入れる商品の数を増やす、扱うジャンルを広げる、複数のオンラインプラットフォームに出品するなどの方法で、徐々にビジネスをスケールアップできます。
  3. マーケットの規模が大きい
    Amazonやメルカリ、楽天市場などの大手オンライン市場を活用するため、巨大な顧客基盤をターゲットに商品を販売することができます。
    インターネットを通じて、全国または国際的に商品を販売することも可能です。
  4. 商品を自由に選べる
    せどりでは、仕入れる商品を自由に選ぶことができます。
    自分が得意な分野や興味のある商品を扱うことで、楽しみながらビジネスを進められるのが大きなメリットです。また、商品が売れやすいジャンルや季節ごとに特化した商品を選ぶこともできます。
  5. 場所を選ばない
    せどりは基本的にオンライン上で行うビジネスなので、物理的な店舗を必要とせず、インターネット環境さえあれば、どこからでも運営できます。
    これにより、自宅や外出先など、好きな場所で業務を行える柔軟性があります。
  6. 商品在庫の管理がしやすい
    せどりのビジネスは、仕入れた商品を適切に管理すれば、他のビジネスよりも在庫管理が比較的簡単です。また、オンラインマーケットで商品が売れたら、配送の手配もスムーズに行えるため、管理にかかる手間が少なくて済みます。
  7. リスクが比較的低い
    せどりは、在庫を抱えることには一定のリスクがありますが、販売できる商品をリサーチして仕入れるため、売れ残るリスクを最小限に抑えることができます。さらに、返品や再販などを活用することで、リスク管理をしやすくなります。

これらのことからわかるように、せどりは低資本・低リスクで効率的に収益を上げられるビジネスモデルです。
そのため、副業としても人気があり、軌道に乗るまでは副業として始めるのもおすすめです。

せどりを始めるために必要なもの

次にせどりを始めるために必要物を紹介します。

在庫管理場所

せどりを行う上で、在庫管理場所は重要です。管理場所として以下の方法があります。

  • 自宅のスペース
    自宅の空いている部屋やクローゼット、ガレージなどを在庫管理に利用できます。
メリット
  • 初期投資が少ない
  • 注文が入った際に取りに行く手間がない

デメリット
  • 在庫が増えると管理が難しくなることがある
  • 作業スペースが圧迫される可能性がある

  • レンタル倉庫・トランクルーム
    月額で借りられるトランクルームや倉庫を利用する方法もあります。
メリット
  • 在庫量が増えても対応できる

デメリット
  • 倉庫の環境(湿度や温度)が商品に影響を与えることがあるため、商品を保護するための対策が必要
  • 月額の利用料がかかる
  • 自分の手元に商品がないため、在庫の状態を把握しにくい

  • フルフィルメントサービス(例: FBA)
    AmazonのFBA(Fulfillment by Amazon)などのフルフィルメントサービスを利用することで、在庫管理から梱包、発送までを外部に任せることができ、管理の負担を軽減できます。
メリット
  • 在庫管理や発送業務を任せられる
  • 自分での保管スペースが不要

デメリット
  • 手数料がかかる
  • 自分の手元に商品がないため、在庫の状態を把握しにくい

梱包資材

せどりを行う際には、商品を安全に発送するための梱包資材が必要です。
主に、仕入れた商品を保護するために段ボール箱緩衝材(エアキャップやプチプチ)、ガムテープ発送用ラベルが必要です。
さらに、複数の運送業者を比較して選ぶことも重要です。
運送業者によって料金体系やサービス内容が異なるため、コストパフォーマンスの良い発送方法を選びましょう。

古物商の資格

せどりを行う際に中古品を取り扱う場合、古物商の免許が必要です。
新品のみを取り扱う場合は古物商の免許は不要ですが、中古品を販売する場合は古物商免許を取得が必要ですので注意しましょう。

取得方法


地元の警察署に申請し、審査を受けることで取得できます。取得には一定の費用(登録手数料)と、申請書類を提出する必要があります。

インターネット環境

せどりはスマートフォンで運営することが可能です。
パソコンがあれば便利ですが、必須ではありません。インターネット環境があれば、どこでも業務を行えるため、自宅や外出先でも効率よく作業を進めることができます。

開業資金

せどりは実店舗を開くよりも少ない金額でスタートできるビジネスです。しかし、商品をある程度仕入れるためには、少額でも資金が必要です。できるだけ資金を用意して、余裕を持って仕入れを行うことをおすすめします。
開業資金の調達方法については後述の項で詳しく解説しています。

せどりの始め方

せどりを始めるためには、仕入れから販売までの一連の流れを理解し、実行することが大切です。

①市場調査のリサーチ
まず、どのような商品を仕入れるかを決めるために、リサーチを行います。Amazonやメルカリ、楽天市場などのオンラインプラットフォームで、売れ筋商品や価格帯、需要が高い商品をチェックしましょう。ツールやアプリを使って、商品の相場や販売履歴を確認することが大切です。

②商品の仕入れ
リサーチした商品を実際に仕入れます。下記のような方法があります。

  • Amazonや楽天などでセールや割引を活用して仕入れる。
  • ディスカウントショップやアウトレット、リサイクルショップで掘り出し物を見つける。
  • ヤフオクやメルカリなどで安く仕入れる。

販売価格を想定し、商品価格、梱包、発送費を引いて十分な利益が出るようなら仕入れます。

③商品の検品
仕入れた商品は、傷や汚れがないか確認し、必要に応じて清掃や修理を行います。

④出品と販売
商品の写真を撮影し、詳細な商品説明を書いてオンラインショップに出品します。商品の魅力が伝わるように工夫しましょう。

⑤受注と発送
注文が入ったら、商品の発送手配を行います。
また、注文が来たら、できるだけ早く注文確認メールを送ります。さらに、発送が完了したら、発送完了メールを送信し、到着予定日や配達番号を記載することで、購入者が商品の追跡ができるようにしましょう。

開業する時の資金調達方法について

ここまでせどりで開業する方法を紹介しました。
ここからはせどりで開業する時の資金調達方法について紹介していきます。開業資金のための資金調達の方法には、以下のような方法があります。

  • 自己資金
    自身が所有する資産を利用する資金調達方法です。自己資金が多いと多くの融資を受けやすくなるというメリットもあります。
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  • 親・親戚・友人に貸してもらう。
    公式な手続きや審査が不要なため、迅速に資金を調達できるほか、低金利または無利息で借りられることが多く、返済期間についても柔軟に設定できる場合が多いです。
  • 日本政策金融公庫等の金融機関から創業融資を受ける。
    日本政策金融公庫の融資についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
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  • ベンチャーキャピタル
    将来成長が見込めるベンチャー企業やスタートアップ企業の将来の成長を見込んで投資する組織のことです。資金を返済する必要はありませんが、企業が成長や上場したときに株式を売却することで資金を回収します。
  • エンジェル投資家
    将来成長が見込めるベンチャー企業やスタートアップ企業に出資する個人投資家のことです。投資したお金を企業から直接回収することはせず、将来そのベンチャー企業が株式上場した際の出資金のキャピタルゲインを得ることを目的としている場合が多いです。

このうち、自己資金で開業できればベストなのですが、必要となる資金を全額自己資金で用意できる方は少数だと思います。

また、人脈や家族の力を利用し、「他人からの出資」によって開業資金を賄える方もかなりの少数だと思います。

現実的には、日本政策金融公庫などの金融機関や信用金庫からの創業融資を検討することが多くなると思います

それでは、具体的に融資を受ける方法について見ていきましょう。

融資先の例

下記は、創業や開業時に利用可能な融資先の例です。

日本政策金融公庫
創業、継承、設備投資、研究開発、海外展開など、様々な事業目的に合わせた融資制度がある機関です。特に創業時は積極的な感じが見受けられます。

保証協会付き融資
信用保証協会が保証人となって金融機関から融資を受ける制度です。

まとめ

今回は、「せどりで起業する方法について、スポットをあててみてきました。創業時・起業時の融資を含め、弊社では多くの融資サポート実績があります。
また、創業融資代行サポート(CPA)では、日々起業・開業に関するご相談をいただいており、特に、日本政策金融公庫等の創業融資や創業支援のご相談を数多く承っております。
そのため、非常に多くのノウハウや情報を持っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。お客様にとって最適なアドバイスを行わせていただきます。

 

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