すごく田舎にあるのに、なぜか繁盛している場所やお店ってありますよね。田舎で起業することはメリット、デメリットともに存在します。今回こちらの記事では田舎での起業について、成功のためのポイントなどをご紹介します。起業をご検討中の方がこの記事を見て少しでも参考にしていただけますと幸いです。
弊社でもサポートを行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
目次
田舎で起業するメリット
- 低コストでのスタートアップ: 土地や物件が安く、初期投資が少なくて済む。
- 自然環境やコミュニティの利点: 健康的な生活や、地域の強いつながりを活かせる。
- 競争の少なさ: 都会に比べて競争が少なく、自分のビジネスを差別化しやすい。
- ライフスタイルの自由度: ストレスの少ない環境で自分のペースでビジネスを進めやすい。
田舎では、物件の物件取得費や賃貸費用が都会の数分の一で済むことが多く、その分、設備投資に充てられるお金が増えます。また、ゆっくりとしたペースで働くことができ、ストレスの少ない環境で生活できることが大きなメリットとなります。
田舎で起業する際のチャレンジ
- マーケットの小ささ: 顧客数が限られているため、ターゲットを絞ることが大切。
- インフラやサービスの不足: 物流や通信環境など、都会に比べて不便な部分がある。
- 人材の確保: 特に専門性が必要なスタッフの確保が難しい場合がある。
- 地域の理解と文化への適応: 地元の人々との信頼関係を築く必要がある。
田舎でのビジネスには、市場規模が小さいことや、通信や交通インフラに関する課題が存在します。しかし、これらを乗り越えることで、強力な地域密着型のビジネスを作り上げることが可能です。
成功のためのポイント
地域のニーズを理解する
地元住民が求めているサービスや商品をしっかりリサーチし、そこに合わせたサービス内容を提供しましょう。田舎のコミュニティは独自の文化や価値観、生活習慣を持っているため、地域特有のニーズが存在します。外部から持ち込まれたビジネスモデルやアイデアよりも、地域の実情に合わせた取り組みが成功しやすいです。
インターネットやSNSを駆使する
現代のテクノロジーを活用することで、地域の課題を解決し、ビジネスの拡大も目指せます。インターネットやSNSの普及により、地域の障壁を越えて商品やサービスを展開することが容易になりました。ITを活用すれば、地域のリソースや魅力を全国、あるいは海外にも伝えることが可能です。田舎だからこそ、ITの力を駆使して挑戦することが大切です。
人間関係・ネットワーク・口コミを大切にする
田舎での起業は、都会以上に人との信頼関係が重要です。地域社会は密接な関係性を持っているため、一度築いた信頼関係は長期的なビジネスの成長に繋がります。地元のイベントやコミュニティ活動に積極的に参加し、人脈を広げる努力をしましょう。
また田舎では、口コミや紹介が集客において非常に大きな役割を果たします。良いサービスを提供し、地元の人々に「紹介したい」と思わせることが、集客のカギとなります。
地元(企業や行政)との連携をしっかりとる
人間関係・ネットワークを大切にすることとも繋がりますが、地元企業や行政と連携し、地域資源を有効活用することが成功するうえで重要です。地元の人々が本当に必要としているサービスを提供することで、口コミや地域コミュニティの支援を得やすくなります。
田舎で成功しやすい仕事
こちらでは田舎で成功しやすい仕事について、二つの視点に分けて紹介します。それぞれ参考となる記事についても紹介していますので、ご参考ください。
人口減に対する施策や地域経済を活性化するためのビジネス
- 不動産・まちづくり・空き家再生
- 中小企業のIT化サポート
- 観光資源の発見やプロモーションの支援
田舎に足りていない刺激や生活の質を向上するためのビジネス
- インテリアにこだわったおしゃれなカフェ
- ドッグラン併設のレストラン
- 本格派ハードパン・クロワッサンが売りのパン屋
- 地産地消にこだわったオーガニックな弁当屋
- SNSに映える商品を取り揃えた雑貨店
- 教育業など
開業する時の資金調達方法について
ここからは開業する際の資金調達方法について紹介します。田舎での開業時の資金調達方法に限った話ではないのですが、開業資金のための資金調達の方法には、以下のような方法があります。
- 自己資金
自身が所有する資産を利用する資金調達方法です。自己資金が多いと多くの融資を受けやすくなるというメリットもあります。
- 親・親戚・友人に貸してもらう。
公式な手続きや審査が不要なため、迅速に資金を調達できるほか、低金利または無利息で借りられることが多く、返済期間についても柔軟に設定できる場合が多いです。 - 日本政策金融公庫等の金融機関から創業融資を受ける。
日本政策金融公庫の融資についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
- ベンチャーキャピタル
将来成長が見込めるベンチャー企業やスタートアップ企業の将来の成長を見込んで投資する組織のことです。資金を返済する必要はありませんが、企業が成長や上場したときに株式を売却することで資金を回収します。 - エンジェル投資家
将来成長が見込めるベンチャー企業やスタートアップ企業に出資する個人投資家のことです。投資したお金を企業から直接回収することはせず、将来そのベンチャー企業が株式上場した際の出資金のキャピタルゲインを得ることを目的としている場合が多いです。
このうち、自己資金で開業できればベストなのですが、必要となる資金を全額自己資金で用意できる方は少数だと思います。
また、人脈や家族の力を利用し、「他人からの出資」によって開業資金を賄える方もかなりの少数だと思います。
現実的には、日本政策金融公庫などの金融機関や信用金庫からの創業融資を検討することが多くなると思います。
それでは、具体的に融資を受ける方法について見ていきましょう。
融資先の例
下記は、創業や開業時に利用可能な融資先の例です。
【日本政策金融公庫】
創業、継承、設備投資、研究開発、海外展開など、様々な事業目的に合わせた融資制度がある機関です。特に創業時は積極的な感じが見受けられます。
【保証協会付き融資】
信用保証協会が保証人となって金融機関から融資を受ける制度です。
まとめ
今回は、「田舎での起業」について、スポットをあててみてきました。創業時・起業時の融資を含め、弊社では多くの融資サポート実績があります。
また、創業融資代行サポート(CPA)では、日々起業・開業に関するご相談をいただいており、特に、日本政策金融公庫等の創業融資や創業支援のご相談を数多く承っております。
そのため、非常に多くのノウハウや情報を持っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。お客様にとって最適なアドバイスを行わせていただきます。