終身雇用が前提の時代が終わり、企業の雇用形態も変化しています。「自分のペースで働きたい」「スキルを活かして自由に仕事をしたい」と考え、独立やフリーランスを決断する人が増えています。では、実際にどのような仕事が独立起業に向いているのでしょうか？
今回は、一人で独立しやすい仕事について紹介します。起業をご検討の方、この記事を見て少しでも参考にしていただけますと幸いです。
弊社でも創業支援・開業サポートを行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
目次
一人で独立するのにおすすめな業種
一人で独立するのにおすすめな業種は下記のとおりです。
資格や免許が不要な仕事
まず、資格や免許が不要な仕事を紹介します。これらの仕事は、特別な資格を必要とせず、スキルや経験を活かして始めることができるため、比較的早い段階で独立が可能です。
清掃業
清掃業は、初期投資が少なく、需要が安定しているため、独立起業に向いています。オフィスビルや店舗、住宅などの清掃を請け負うビジネスは、シンプルでありながらも信頼性が重要です。
データ入力・オンライン事務
データ入力やオンライン事務は、パソコン一台でできる仕事として注目されています。スピードと正確性が求められますが、特別な資格や大きな初期投資は不要です。
エンジニア
専門的なスキルを持っている場合は、フリーランスのエンジニアとして働くことも可能です。ソフトウェア開発やウェブサイト構築、ITサポートなど、需要の高い分野で仕事を受けることができます。
コンサルタント
前職の経験や専門的な知識を活かして、コンサルタントとして働くことも可能です。もし前職での顧客を引き継ぐことができれば、ビジネスを始めた初期段階から安定した経営が可能です。
資格や免許が必要な仕事
次に、資格や免許が必要な仕事を紹介します。これらの仕事は、専門的な知識と技術を持っていることが求められますが、その分、信頼性が高く、顧客を獲得しやすいという特徴があります。
飲食業
飲食業は、特に初期投資が少ない形態での独立も可能です。小規模なカフェやテイクアウト専門店など、工夫次第で低コストで始められる場合があります。
https://www.sogyo-support.biz/blog/sougyo/start-up-capital/
https://www.sogyo-support.biz/blog/sougyo/menu-example/
美容室
美容室や美容サロンは開業率が高く、需要も安定しています。もし前職での顧客を引き継ぐことができれば、ビジネスを始めた初期段階から安定した経営が可能です。ただし、店舗を用意する必要があり、初期費用が高くつくことが多いため、その点には十分な注意が必要です。
https://www.sogyo-support.biz/blog/sougyo/beauty-salon-0724-2/
士業
弁護士、司法書士、行政書士などの士業は、資格が必要ですが、安定した需要があります。もし前職での顧客を引き継ぐことができれば、ビジネスを始めた初期段階から安定した経営が可能となります。
配送業
物流業界も独立起業に向いている分野の一つです。自分で配送業務を請け負ったり、個人での配達業務を行うことができます。自家用車やバイクを使った配送サービスなど、初期投資を抑えつつ、柔軟に対応できるのメリットがあります。
独立起業を成功させるためのポイント
独立起業を成功させるための大切なポイントを紹介します。
十分な運転資金を準備する
いざ独立開業しても、すぐに安定した収入が入るとは限りません。そのため、事前に資金計画をしっかり立て、一定期間分の運転資金を確保しておくことが大切です。資金調達方法については下の項で詳しく紹介しています。
運転資金についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
横のつながりを大事にする
ビジネスを成功させるためには、「横のつながり」を築くことが非常に重要です。業界内外でネットワークを広げることで、仕事のチャンスや有益な情報を得やすくなります。さらに、一人では対応できない規模の仕事や急な依頼にも柔軟に対応できるようになります。
効率的な集客を考える
事業内容やターゲット層に合った集客方法を常に学び、集客のためのPR活動を行うことが重要です。特に最近は、SNSを活用した集客が非常に効果的です。便利情報や業界のトレンド、役立つノウハウなどを定期的に発信し、集客につなげましょう。
資金調達方法について
上記の通り独立起業には業種は様々な業種が存在しますが、どのビジネスを選んでも、開業に必要な資金調達は欠かせません。次に資金調達方法についてご紹介します。
独立起業に限った話ではないのですが、開業資金のための資金調達の方法には、以下のような方法があります。
- 自己資金
自身が所有する資産を利用する資金調達方法です。自己資金が多いと多くの融資を受けやすくなるというメリットもあります。自己資金の説明はこちらの記事で詳しく説明しています。
- 親・親戚・友人に貸してもらう。
公式な手続きや審査が不要なため、迅速に資金を調達できるほか、低金利または無利息で借りられることが多く、返済期間についても柔軟に設定できる場合が多いです。 - 日本政策金融公庫等の金融機関から創業融資を受ける。
日本政策金融公庫の融資についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
- ベンチャーキャピタル
将来成長が見込めるベンチャー企業やスタートアップ企業の将来の成長を見込んで投資する組織のことです。資金を返済する必要はありませんが、企業が成長や上場したときに株式を売却することで資金を回収します。 - エンジェル投資家
将来成長が見込めるベンチャー企業やスタートアップ企業に出資する個人投資家のことです。投資したお金を企業から直接回収することはせず、将来そのベンチャー企業が株式上場した際の出資金のキャピタルゲインを得ることを目的としている場合が多いです。
このうち、自己資金で開業できればベストなのですが、必要となる資金を全額自己資金で用意できる方は少数だと思います。
また、人脈や家族の力を利用し、「他人からの出資」によって開業資金を賄える方もかなりの少数だと思います。
現実的には、日本政策金融公庫などの金融機関や信用金庫からの創業融資を検討することが多くなると思います。
それでは、具体的に融資を受ける方法について見ていきましょう。
融資先の例
下記は、創業や開業時に利用可能な融資先の例です。
【日本政策金融公庫】
創業・継承、設備投資、研究開発、海外展開など、様々な事業目的に合わせた融資制度がある機関です。特に創業時は積極的な感じが見受けられます。
詳しくは、こちらをご覧ください。
【保証協会付き融資】
信用保証協会（東京都の場合）が保証人となって金融機関から融資を受ける制度です。
詳しくは、こちらをご覧ください。
まとめ
今回は、「独立起業」について、スポットをあててみてきました。
「コマサポの創業サポートナビ」を運営する駒田会計事務所は、これから創業される方・創業５年以内の皆様に対して、創業時における資金調達のサポートを行っております。日本政策金融公庫の創業融資の支援を始め、多くの創業融資のサポート実績があります。
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駒田会計事務所 代表
税理士・公認会計士 駒田裕次郎
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