日本政策金融公庫の融資の利用では弊社のような認定支援機関にサポートを依頼することが少なくないです。では、なぜサポートを依頼するのでしょうか?
それは融資に必要な手間が軽減され、なおかつ融資の成功率が大幅に上がるためです。
今回の記事では、公庫融資(創業融資を含む)のサポートにおいて認定支援機関はどのようなサポートを行ってくれるのか説明していきます。
目次
認定支援機関が公庫の融資のサポートにおいてしてくれること
公庫融資で認定支援機関に依頼した場合、無料業務と有料業務に分かれます。
それぞれでどのようなことが依頼できるのか確認しておきましょう。
無料業務
公庫融資で認定支援機関に依頼した際の無料業務とは、電話やメールでの無料相談です。
認定支援機関に無料相談を行うと、簡易的な融資サポートサービスの内容に関する説明があり、1回30分程度の相談まで受け付けます。
相談内容としては「現時点で公庫の融資申請を行うべきか」「以前審査落ちしたため対策が知りたい」など、専門的な内容にまで対応してくれるでしょう。
2回目の相談からは有料となることもありますが、疑問が解消するまで相談はすべて無料としている事務所もあります。
有料業務
公庫融資で認定支援機関に依頼した際の有料業務とは、次のように多岐にわたります。
- 融資希望内容の確認・修正
- 創業計画書サポート
- その他提出書類の作成
- 面接対策
有料業務にて依頼した際の最大のメリットは、さまざまな書類の作成を代行してもらえるということでしょう。
また、創業計画書作成のサポートを受けることで、自身では完成することに苦労をする収益計画の部分の添削等を行ってもらうことが可能です。審査通過率を高めるために、その道のプロに数字部分を確認してもらうことは非常に重要なことです。
申込者の現状を確認した上で、より審査に通過しやすいように取り計らってくれるため、上記のような有料業務を利用すれば融資が受けられる可能性が高まります。
公庫融資を認定支援機関に依頼する人が多い理由
公庫融資の利用で認定支援機関に依頼する人が多いのは、次のような理由によります。
書類の作成をサポートしてもらえるため
公庫融資を認定支援機関に依頼すると、必要書類の作成をサポートしてもらえます。
創業計画書など個人では作成が難しい書類でも、認定支援機関がサポートしてくれるため手間が軽減されます。

また、認定支援機関のサポートを受けながら書類を作成することで、融資を受けられる可能性も高まるでしょう。
日本政策金融公庫では認定支援機関指導の下での創業計画書作成を推奨していることから、書類作成で認定支援機関のサポートを受けられることは大きなメリットとなります。
必要書類については、こちらの記事で詳しく紹介していますのでぜひご確認ください。

創業計画書の書き方については、こちらの記事で詳しく紹介していますのでぜひご確認ください。

認定支援機関に依頼する際の流れ
それでは、認定支援機関に依頼する際の流れについてご紹介します。
認定支援機関に依頼する際の流れ
認定支援機関に公庫融資を依頼する際には、次のような流れで申込みます。
- 電話・メールによる無料相談のアポイントをする
- 認定支援機関からの質問に答える
- 無料相談
- 認定支援機関との契約締結
認定支援機関との契約を締結する際には、まず認定支援機関からの質問に答えて無料業務範囲内の相談を行ってから、公庫融資のサポートを依頼するという流れが一般的です。

成功報酬と非成功報酬の違い
認定支援機関に公庫融資を依頼した際の、成功報酬と非成功報酬の違いは次のとおりです。
・成功報酬:審査に通過し融資を受けたときのみ認定支援機関に対して成功報酬が発生する
・非成功報酬:融資を受けられなかった場合でも認定支援機関に対して報酬が発生する
非成功報酬型の認定支援機関に依頼した場合、審査に通過できず融資が受けられなかったとしても、認定支援機関に対して報酬を支払う必要があります。
成功報酬のためのコストを無駄なく使うためには、成功報酬型の認定支援機関を選ぶのがオススメです。
認定支援機関に報酬を支払うタイミングは?
認定支援機関に成功報酬を支払うタイミングは、融資金額が着金した後です。
非成功報酬については、それぞれの事務所により支払いタイミングが決まっているため事前に確認が必要です。
公庫融資利用時は専門家の指導を受けることがおすすめ
公庫融資を利用する方の中には認定支援機関のサポートを受ける方が少なくありませんが、やはり融資を受ける際には専門家に依頼することをおすすめします。
サポートを受けることで、書類作成など融資にかかる手間が軽減されることに加え、金利が低くなりお得さが増す可能性もあります。
成功報酬を支払ったとしても、金利が低くなれば損はほとんどないかもしれません。
必要な公庫成功報酬を事前に確認した上で、専門家への依頼を検討してください。
創業融資の一つである日本政策金融公庫の新規開業資金の条件や内容については、こちらの記事で詳しく紹介していますのでぜひご確認ください。

まとめ
今回は、「日本政策金融公庫の創業融資は認定支援機関に依頼しよう!」というテーマについて、ご説明してきました。弊社でもご相談を承っております。万全の態勢で審査に挑むために、まずはお気軽にご相談いただければと思います。
「コマサポの創業サポートナビ」を運営する駒田会計事務所は、これから創業される方・創業5年以内の皆様に対して、創業時における資金調達のサポートを行っております。日本政策金融公庫の創業融資の支援を始め、多くの創業融資のサポート実績があります。
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駒田会計事務所 代表
税理士・公認会計士 駒田裕次郎
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