創業融資

創業融資の審査における信用情報とは?確認方法・創業融資で信用情報が見られる理由を解説

弊社の得意とする創業融資(特に日本政策金融公庫、保証協会付き融資)の代行サポートですが、その審査過程で必ず融資担当者に確認されるものの内の1つに「信用情報」があります。
信用情報と聞いても、なんのことなのか分からないと思われる方もいるかと思います。
そこで、今回は信用情報について取り上げていこうと思います。

日本政策金融公庫の新規開業資金についてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、合わせてご確認ください。

新創業融資制度が廃止!?新規開業資金が変わります!事業を新たに始められる方が資金調達をする際、日本政策金融公庫(以下「公庫」)からの融資をご検討されることはよくあることかと思います。 ...

信用情報とは

信用情報とは、クレジットカードや消費者金融等のカードローン、住宅ローン等の契約や申し込みに関する情報のことで、客観的な取引事実を登録した個人の情報を指します。

信用情報は、本人を識別するための情報である氏名、住所、生年月日、電話番号、勤務先、年収、クレジットの申込内容や契約内容、支払状況、残高などで構成されています。

この信用情報は創業融資の審査に用いられており、信用情報の程度によっては一発アウトで創業融資が下りない場合もあります

例えば日本政策金融公庫ではこちらに記載の通り、融資申し込みの前提として公庫側で申込人の信用情報を公庫が確認することを求めています。

創業融資で信用情報が見られる理由

創業融資の審査の際には、事業計画書(日本政策金融公庫においては、「創業計画書」)・自己資金の多寡・申込者の事業経験や経営者としての資質などが主に審査されることになります。

創業計画書について見てみよう!創業計画書の9つの項目を分かりやすく解説します!!!日本政策金融公庫(以下、公庫)の創業融資を申請する際には、様々な書類の提出が必要になります。その中でも特に重要なものが創業計画書(事業計...

そして、信用情報はこれらと肩を並べるくらい重要な審査の対象になっています。
なぜかというと創業融資である以上、当然に融資の申込者の返済能力は最重要であるからです。
過去にクレジットカードや税金に関しての返済や納付が遅れていたり踏み倒してしまったりしていると(言い換えると信用情報に何らかの傷がついてしまっていると)、返済能力の有無について疑問視されてしまう可能性が高いです。

そうすると、金融機関としては貸したお金をきちんと返してくれない可能性が高いと判断し、創業融資の成功率は下がってしまいます。

融資とは…金融機関が事業者や企業にお金を貸すこと

信用情報の傷はいつ消えるのか

結論から申し上げると返済や債務整理(任意整理の場合には、任意整理後に残債を完済した後)などにより問題が解決済みの場合には、一定の期間が過ぎることで信用情報の傷は消えます。

例えば、クレジット事故(返済の遅延や踏み倒し)の場合は完済・債務整理(任意整理の場合は、任意整理後残債を完済した後)を行ってから約5年程度の期間が過ぎることで傷が消えます。

金融機関がその銀行内だけで独自に控えているブラック情報(いわゆる社内ブラック)については、削除に関する決まりがありません。

もし現在自分の信用情報に傷がついてしまっていた場合には、期間を開けてしっかりと傷を消してから創業融資に挑むことをおすすめします。もちろん、今後創業融資の申請をしたいという方は信用情報に傷がつかないようにしっかりとお金の管理をしましょう

自分の信用情報を確認する方法は?

信用情報は、特定の機関に開示を求めることによって確認することができます

特定の機関は、以下の3つになります。

①CIC(株式会社シー・アイ・シー)
HP  ……クレジット会社が主な会員

②KSC(全国銀行個人信用情報センター)
HP  ……銀行が主な会員

③JICC(日本信用情報機構)
HP  ……貸金業者が主な会員

以上の機関のHPからオンラインや郵送で、信用情報照会の申請をすることができます

本人の確認書類や手数料(約1000円)などがかかるので注意しましょう。

独立した3つの個人信用情報機関ですが、CRINというネットワークで情報交流を行っているため、融資申請先の金融機関がKSCのみの加入であったとしても、他の個人信用情報機関からの情報で分かってしまいます。

また、それぞれの機関により加盟している金融機関などが異なっているので、自身が利用をしているもしくはしていた金融機関などが加盟している機関を選択しましょう。
加盟している金融機関などは上記の機関のHPから確認できます。ちなみに日本政策金融公庫はCIC、KSCに加盟しております。

まとめ

今回は信用情報について紹介いたしました。信用情報に傷がついていると創業融資の審査の際に、いわゆる足切りがされてしまう可能性があります。
この点は日本政策金融公庫でも民間の金融機関、保証協会でも共通です。

創業融資を受けたいという方は、信用情報にも注意を向けて万全の態勢で審査にのぞめるよう余裕を持ったスケジュールを立てましょう

「コマサポの創業サポートナビ」を運営する駒田会計事務所は、これから創業される方・創業5年以内の皆様に対して、創業時における資金調達のサポートを行っております。日本政策金融公庫の創業融資の支援を始め、多くの創業融資のサポート実績があります。

公庫の創業融資に関するお悩みを解決いたします。相談無料!お気軽にご相談くださいお電話でのお問い合わせはこちらメールでのお問い合わせはこちらLINEでのお問い合わせはこちら

日本政策金融公庫の創業融資に強い

常、公庫の創業融資が通る確率は1~2割とも言われていますが、駒田会計事務所では、通過率90%以上の実績でフルサポートいたします。

成功報酬型で安心。最短三週間のスピード対応!

成功報酬型なので、安心してご依頼ください。万が一、融資が通らな
かった場合には、成功報酬は発生しません。
公庫での面談がご不安の方には、 面談時の同席サポートもしております。

会社設立や税務会計もまとめてワンストップで提供いたします!

会社設立や 税理士顧問、許認可の申請など、ご要望に応じて創業時に必要なサービスをまとめて提供いたします。弊社は税理士・会計事務所であり、司法書士・社会保険労務士・弁護士・行政書士など、経験豊富なパートナーともに、ワンストップで対応いたします。 

創業のご相談はお任せください!

創業者の皆様は「必ずこの事業を成功させたい!」という熱い思いで、弊社に相談に来られます。このお気持ちに応えるため、私どもは、事業計画を初めて作成されるお客様でも、丁寧に一つ一つ確認しながら、一緒に事業計画書の作成や創業融資の申請をサポートいたします。

そして、お客様のビジネスが成功するために、創業融資、会社設立、経理、税務申告など、創業者に必要なサポートをさせていただいております。

まずは創業・起業のこと、融資に関することなどお気軽にご相談ください。お客様にとって最適なアドバイスをさせていただきます。

駒田会計事務所 代表
 税理士・公認会計士 駒田裕次郎

※「コマサポの創業サポートナビ」は、駒田会計事務所の運営する、これから創業される方・創業5年以内の方向けた創業時の資金調達をサポートするための情報サイトです。

関連記事