「いつか自分のお店を持ちたい」
そんな想いを持ちながらも、
- 女性一人で小料理屋は本当にできるのか
- 自己資金200万円くらいで足りるのか
- 融資って難しそうで怖い
などの不安から、一歩踏み出せずにいる方は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、小料理屋は女性でも十分現実的に開業できるビジネスです。そして、自己資金が200万円前後でも、創業融資をうまく活用すれば開業の可能性は十分あります。
🔸女性一人でも開業できるのか、その現実と判断基準
🔸自己資金200万円前後で開業できる資金計画と融資の考え方
🔸売上の作り方と、生活費まで含めた収支の見方
🔸開業で失敗しやすいポイントと具体的な対策
🔸開業までの進め方と、相談すべきタイミング
| 監修: 駒田 裕次郎 駒田会計事務所【コマサポ】代表 | ||
| 【来歴】大手監査法人の経験を活かし、創業支援・補助金サポートを中心とする「駒田会計事務所」を東京・渋谷に設立。資金調達や事業計画の作成、税務や経営相談まで顧客に寄り添うきめ細やかなサポートを提供。 【実績】創業融資・補助金の支援実績は、累計3,000件以上(2026年2月末現在) 【所有資格】公認会計士・税理士・認定支援機関 | ![]() | |
| 「一人ひとりの起業家の成功を願い、日本の未来を明るくする」をモットーに、日々奔走。 | ||
目次
小料理屋の開業で重要なのは、「資金の多さ」ではなく、計画をどう組み立てるかです。コマサポでは、小料理屋開業を目指す女性に向けて
- 現実的な開業資金
- 融資の考え方
- 集客をふまえた事業設計
を、実務視点で整理するサポートを行っております。まずは無料相談にご連絡ください。
小料理屋は女性でも開業できる?
結論:女性の開業は珍しくない
日本政策金融公庫の「2025年度新規開業実態調査」の結果は以下のようになっており、経験を積んだ女性の開業が増加してきていると読み解けます。
- 女性の開業者 = 25.7%で年々増加傾向
- 開業者の平均年齢 = 40代が約37%で最多
- 企業の属性 = 飲食業・宿泊業は14.5%で第3位
女性が小料理屋に向いている2つの理由
小料理屋は小規模経営で、リピーターがつけば利益を出しやすいビジネスモデル!

理由1.カウンター中心で運営しやすい
8~10席程度のカウンター中心のお店にすることで1~2人で運営でき、人件費を抑えることができます。
理由2.家庭料理・接客の強みが活きる
お酒中心の居酒屋と異なり、家庭料理中心の小料理屋は「特別な経営者でないとできない仕事」ではなく、これまでの経験を活かせる業態です。
- 日常の延長線にあるスキルがそのまま価値になる
- 常連客との関係づくりが強みになる
小料理屋の開業資金はいくら?貯金200万円でも足りる?
開業資金の目安(300万〜800万円)
小料理屋の場合、主な費用の目安は次の通りです。
物件取得や内装工事など、店舗のハード部分に関するものが費用の大部分を占めます。飲食店の居抜き物件や、飲食店の開業履歴がある物件を選ぶことで工事費や設備費を抑えることができます。
| 項目 | 金額 |
| 物件取得費 | 50〜150万円 |
| 内装工事費 | 100〜250万円 |
| 厨房設備・備品費 | 50〜150万円 |
| 広告費* | 20〜100万円 |
| 運転資金 | 100〜200万円 |
自己資金200万円の場合の考え方
融資との組み合わせで開業資金を調達!
開業の目安金額に対し、自己資金200万円では少なすぎると感じるかもしれませんが、この金額でも開業は実現可能です。
自己資金のみで開業される方の方が珍しく、一般的には、融資と組み合わせて開業資金を用意される傾向にあります。
おすすめの融資制度については、後ほど詳しく解説いたします。
なぜ「貯金を使い切らずに」融資を使うのが安全なのか
融資は「リスク」ではなく、事業と生活を守るための「資金戦略」!
「借金は怖い」と感じる方は多いですが、実務ではむしろ逆です。「貯金を残すこと = 経営の安定」です。
<例>
開業費用500万円の場合
自己資金200万円+融資400万円 → 手元に100万円残る
開業当初から売上が安定するとは限りませんし、突発的なトラブルによる支出も起こりえます。手元資金を残しておくことで、経営的にも精神的にも余裕を持つことができます。
不動産屋に行く前にやるべきこと
小料理屋向けの居抜き物件は、初期費用が抑えられ、すぐに営業できるため非常に人気でスピード勝負になります。
争奪戦に勝つために、
- すぐに支払える手付金
- 融資の見通し
この2点は必ず準備しておきましょう。
【要注意】融資の目処がないと契約できない
不動産を選ぶ現場では、
- 融資の見通しがない
- 資金計画が曖昧
という状態では、契約に進めないケースが多いです。
では、どうしたらいいのでしょうか?
先に「資金の見通し」を立てることが重要
良い物件を逃さず契約するためには、まずは必要な資金がある・入る見込みがあることが重要です。以下の順に準備を進めましょう。
- 資金計画・融資の方向性を決める
- 物件を探す
- 契約・融資実行
この順番を間違えると、良い物件を逃す可能性が高くなります。
【創業融資の基本】
自己資金が少なくても開業できる?
自己資金は、融資希望額の30%が理想!
「自己資金が少ない場合、融資を受けられないのでは?」
と思われますが、日本政策金融公庫(以下、公庫)の場合、融資希望額の最低10~30%程度用意すると審査に通りやすくなります。
日本政策金融公庫の創業融資とは
公庫の創業融資の正式名称は「新規開業・スタートアップ支援資金」といいます。
公庫は政府系金融機関で、民間金融機関と違い、事業の実績がない創業段階から融資をして創業を支援しており、小規模飲食店からも多く利用されています。
- 無担保・無保証人で利用可能
- 初めての起業でも利用可能
- 条件に当てはまると金利が優遇される
- 民間金融機関と審査ポイントが異なる
審査で見られる3つのポイント

日本政策金融公庫の創業融資では、「この事業が継続でき、返済できるか」という観点で総合的に判断されます。
特に重要なのが、次の3つです。
- 自己資金の貯め方
・コツコツ貯めた履歴が重要
・見せ金はNG - 売上計画の根拠
・「なんとなく売れる」はNG
・客単価×席数×営業日数などの根拠が必要 - 経験・準備状況
・業界経験
・開業準備の進み具合
これら3つはバラバラに評価されるのではなく、「自己資金 × 経験 × 計画」が一貫しているかが見られます。
例えば、
- 経験がある → 売上計画に説得力が出る
- 自己資金がある → 継続性の信頼が上がる
といった形で、全体として評価されます。
パート経験でも評価される
小料理屋や飲食店の経験がパートだけだったとしても、「ただのパートだから…」と思う必要はありません。
実務面では、
- 調理経験
- 接客経験
- 清掃・衛生管理
- 在庫管理
これらはすべて「事業を回すスキル」として評価されます。
融資審査に「通る人・落ちる人」の違い
両者の明確な違いは、「根拠がある考えと計画的な準備」の有無です。
| 審査に通る人 | |
| 🔸数字に根拠がある | |
| 🔸準備が進んでいる | |
| 🔸自分の言葉で説明できる | |
| 審査に落ちる人 | |
| 🔹計画が曖昧 | |
| 🔹楽観的すぎる | |
| 🔹面談で説明できない | |
小料理屋の売上はどれくらい?【生活を守る引き算思考】
売上の基本式
売上の計算はシンプルで、以下の式で算出できます。
売上 = 客単価 × 席数 × 回転数 × 営業日数
生活費・返済を含めた考え方
生活費まで含めて計算することが重要!
実は、実務で多いご相談が「売上は作れるけど、生活が苦しい」です。
理由はシンプルで、
<経理面>
- 生活費を計算に入れていない
- 借入返済を軽く見ている
<経営面>
- 原価率が高すぎる
- 客単価が低い
- メニュー設計が曖昧
これらが原因です。
まずは生活費と毎月の融資返済額を正確に把握し、それらを賄える売上を計算してみましょう。
<前提>
■席数 : 8
■客単価 : 5,000円
■回転数:1.5回転
■営業日数 : 22日
<売上と経費>
■月間売上 : 132万円
■1日の売上 : 6万円
■経費 : 70万円
月の売上 = 132万円
客単価 × 席数 × 回転数 × 営業日数
5,000円 × 8席 × 1.5回転 × 22日 = 132万円
<手元に残るお金の計算>
■利益 : 132万-70万 = 62万円
■返済 : 7万円
■生活費 : 25万円
<計算式>
利益 − 返済 − 生活費 = 手元に残るお金
利益62万 - 返済7万 - 生活費25万 = 30万
この例の場合、1日に12人の来店があれば、手元に残るお金は30万円です。
メニューと売上をつなげる考え方
メニューと数字はセットで考える!
料理を「いくらで作り」、「いくらで売る」かの把握を!
小料理屋は居酒屋と異なり、お酒や料理の種類の多さは大きな問題ではありません。料理は固定メニューにせず日替わりの内容でセット販売にし、原価をコントロールするなどの工夫が重要です。
この工夫により、
- 売上のブレが少ない
- 仕入れが安定する
- ロスが減る
といった好循環を生み出せます。
<日替わりセットメニュー例>
■選べる小皿3種 + お酒1杯セット 3,500円
■追加おばんざい 500円
セット+追加注文で客単価5,000円になるように設計します。

<原価率30%の場合の材料費>
客単価5,000円 × 30% = 1,500円
■材料費(仕入コスト) : 1,500円
■粗利益 : 3,500円
材料費1,500円の範囲でセットメニューを組み立てます。
上記の例の場合、1日に12人来店
👉 5,000円 × 12人 = 60,000円
粗利
👉 3,500円 × 12人 = 42,000円
でしたね。
ここまで算出できれば、
■家賃はいくらまで耐えられるか
■生活費を払えるか
■借入返済ができるか
を具体的に判断できるようになります。
よくあるNGな売上計画
売上計画を立てる際に、よくあるのが次のような内容です。
- 客数を過大に見積もる
- どの曜日も満席前提
- 原価・ロスを考慮していない
最初から大きな売上が立つ前提ではなく、安定第一で少しずつ成長するように計画することが重要です。
小料理屋を成功させるための現実的なポイント
どうすれば長く続くお店にできるのでしょうか?
その答えは、「無理をしない設計にする」ことです。
- リピーターを重視する
- メニューを増やしすぎない
- 無理な営業時間にしない
- 公式LINEなどで料理内容などの情報を発信する
開業までの進め方と資金準備のステップ
開業を決めたけれど、何から始めたらいいのか迷った場合は、以下の流れをご確認ください。
- Step1~3、8~11 は経営や営業に関する準備
- Step4~7 は店舗に関する準備
| Step 1 | お店のコンセプト設計 |
| Step 2 | 事業計画・資金計画 |
| Step 3 | 融資準備 |
| Step 4 | 物件探し |
| Step 5 | 内装工事 |
| Step 6 | 資格・許可の取得 ■食品衛生責任者 ■飲食店営業許可 ■深夜酒類提供飲食店営業開始届(必要な場合) |
| Step 7 | 開業準備① 食器・備品の整備 |
| Step 8 | 開業準備② ホームページ、SNS、チラシの制作 |
| Step 9 | 助成金・補助金の申請 |
| Step 10 | 開業届などの提出 |
| Step 11 | 宣伝開始(グルメサイト掲載、SNS、チラシ配布) |
| 営業開始 | |
専門家に相談するべき?【タイミングの考え方】
事業計画や融資は、初めての方ほど「何から始めればいいのかわからない」と悩むものです。
税理士などの専門家に相談するタイミングは、開業したい時期が決まっている場合、早すぎて困ることはありません。逆に遅くなると、選択肢が狭まったり、準備のための時間が限られてきてしまいます。
「自己資金はこれで足りますか?」といった情報整理だけでもOKです。弊社コマサポでは、「相談=何かの契約」にはなりません。
まずは、創業に関することに詳しい第三者と話をして、ご自身がいまどの段階なのかを確認するところから始めてみてはいかがでしょうか。
まとめ|小料理屋開業は「準備の質」で決まる
これまでのポイントをまとめると、
- 小料理屋は女性でも十分開業可能
- 資金は融資で補える
- 大事なのは「計画」と「準備の順番」
でしたね。
不安なまま進めるより、一度整理してから進む方が成功確率は上がります。「まだ早いかも」と思う段階こそ、一度整理してみる価値があります。まずは無料相談からお問合せください。
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駒田会計事務所【コマサポ】
代表 駒田裕次郎 税理士・公認会計士・認定支援機関

































