創業融資の審査はどこを見られているのか。そこに注目して簡単に見ていこう!
これから事業を始める方は創業融資を利用しようと考えている方もいるでしょう。融資を受けるにあたって、ご自身のどのような部分を審査されているか、気になる方も少なくないと思います。そこで、今回は融資の審査を受ける際に重要視されているポイントをみていこうと思います。
創業融資について
創業融資を考えた時、融資申込み先としてまず候補にあがるのは日本政策金融公庫や信用金庫かと思います。日本政策金融公庫においては「新規開業資金」と呼ばれるものがあります。「新たに事業を始める方や事業を開始して間もない方に無担保・無保証人でご利用いただける融資制度」になります。(無担保・無保証は法人のみ) また、融資限度額は7,200万円(うち運転資金4,800万円)となっています。
日本政策金融公庫 「新規開業資金」
創業融資における審査の重要ポイントは?
創業融資における審査のポイントは大きく分けて3つあります。
その1 経験
まずこれから始める事業と同様の仕事の経験がどの程度あるか、当然ながらその点が見られます。同じような仕事を長くしていたのであれば、事業が成功する見込みが大きく高まるため、経験として高く評価される事が見込まれます。
また、これからやる事業とは異なる職種の仕事を経験していたとしても、融資を受ける上でプラスの判断材料として見られることもあります。
例えば、「大企業で10年以上勤務していた」とか「以前の職場で大きな成果をあげたことがある」といった経験です。
融資をする側は融資希望者の経験を「これからの事業に活かせるかどうか」という観点で審査をしています。
やる気やビジョンを伝えるのは大事な事ですが、経験をどの様に事業に活かす事ができるか、その点を筋道を立てて説明する事が大事なポイントとなります。
その2 自己資金
自己資金は多いに越したことはありません。しかしながら、融資を受けるにあたり、大切なことは、量ではなく「質」になります。
仮に100万円あったとします。その100万円はどのように用意してきたのか、そこが最も重要になります。
自分自身の力(家族含む)で、新たに創業する事業の為に用意したのか、それとも友人・知人等に借りて用意したのか、同じ100万円でも意味合いが全く違ってきます。
自己資金は、基本的には自分自身の力(家族含む)で準備することが必要です。融資の実行可能性を上げるためにも、まずはある程度自身で資金を貯めましょう。
その3 信用情報
たとえば、クレジットカードの支払が滞ってしまった経験はありますか。普段は口座にお金があるのに、クレジットカードの引き落とし日にたまたまお金が口座に入っていなかった。
そのような経験がある方は少なくないと思われます。一度でもクレジットカードの支払いが滞ってしまうと「支払が出来なかった」という事実が信用情報機関に残ってしまいます。
その他にも、消費者金融からのお借入がある方は、融資のハードルが高くなる傾向にあります。その場合は消費者金融へ返済を済ませてから融資にチャレンジするのも選択肢の一つです。
終わりに
日本政策金融公庫などで創業融資を受けようと考えている方は、事前準備が何よりも重要になってきます。審査のポイントに注意しながら融資が通るよう計画的に準備を進めていきましょう。
ただ、準備を進める上で「どの様に進めるのが良いのか。」「どの様なものを準備すれば良いのだろう。」等お悩みが出てくることもあるかもしれません。そんな時は専門家の力を借りるのも一つの手段です。
創業融資 代行サポート(CPA)では、多くの事業主様から、創業融資のご相談を承っております。多くのノウハウや情報を持っており、公認会計士・税理士を含むスタッフが親身にサポートを行なっております。まずはお気軽にご相談ください。万全の態勢で審査に挑むことができるようになります。