開業・起業

40代女性のスキルなし起業|おすすめの仕事と失敗しない始め方

40代になり、「起業してみたい」と考えているけれどスキルがない…
今から起業しても遅いのではないか…

そんな悩みを抱える女性は少なくありません。
実際には、40代で起業する女性は珍しくありません。
また、資格や特別なスキルがなくても始められる仕事は数多くあります。

この記事では、40代でスキルがなくても起業を目指したい女性に向けて、おすすめの職種、起業に必要な資金や資金調達方法をわかりやすく解説します。

この記事を読めば分かること

◻️データで見る|女性起業家が多い年代

◻️おすすめの起業アイデア(ジャンル別)

◻️よくある悩みと対策

◻️起業するまでの4ステップ

◻️起業に必要な資金と資金調達方法

   監修: 駒田 裕次郎 駒田会計事務所【コマサポ】代表
【来歴】大手監査法人の経験を活かし、創業支援・補助金サポートを中心とする「駒田会計事務所」を東京・渋谷に設立。資金調達や事業計画の作成、税務や経営相談まで顧客に寄り添うきめ細やかなサポートを提供。
【実績】創業融資・補助金の支援実績は、累計3,000件以上(2026年2月末現在)
【所有資格】公認会計士・税理士・認定支援機関
コマサポ代表 駒田裕次郎
「一人ひとりの起業家の成功を願い、日本の未来を明るくする」をモットーに、日々奔走。

この記事は、認定支援機関・税理士監修のもと作成しています。
公的な情報に基づき、正確な情報を提供します。

40代女性の起業は遅い?実は40代が最も多い

女性が起業する平均年齢は42.5歳で、全年代の中で40代の起業が最も高い割合です

「起業するなら20代や30代の方がいいのでは……」と考える方も少なくありませんが、日本政策金融公庫の調査では、女性起業家の平均年齢は42.5歳です。

実際に、女性の開業年代を見てみましょう。

【年代別】女性の開業割合
年齢割合
29歳以下10.5%
30~34歳9.5%
35~39歳18.5%
40~44歳20.7%
45~49歳16.4%
50~54歳13.5%
55~59歳8.4%
60歳以上2.5%

出典:女性活躍推進計画

このように、女性の起業は40代が最も多く、決して珍しいことではありません。
育児や家庭が一段落し、自分のキャリアや働き方を見直すタイミングとして起業を選ぶ人も増えています

40代女性がスキルなしでも始めやすい起業アイデア

ここでは、40代女性がスキルなしでも始めやすい起業アイデアを紹介します。
初期費用が比較的少なく、一人でも始めやすい仕事を中心にまとめました。

ジャンル職種
生活・代行サービス系▫️家事代行サービス
▫️ペットシッター
▫️ベビーシッター
▫️整理収納サービス など
物販ビジネス系▫️ハンドメイド販売(Creemaminneなど)
▫️ネットショップ
▫️フリマアプリ販売 など
IT・WEB系▫️WEBライター
▫️ブログ運営
▫️アフィリエイト など
クラウドソーシング系▫️SNS運用代行
▫️データ入力
▫️リサーチ業務
▫️文字起こし など
講座・教室系▫️料理教室
▫️ハンドメイド教室 など

40代女性がスキルなしで起業する際の課題と対策

40代でスキルがなくても起業は可能ですが、実際にはいくつかの課題に直面することがあります。
あらかじめつまずきやすいポイントを知り、対策を備えておきましょう。

何から始めればいいかわからない

起業したいと考えていても、どの仕事から始めればよいのか分からず、行動に移せないケースは少なくありません。
特にスキルがないと感じている場合、選択肢が多すぎて迷ってしまうことがあります。

対策
まずは、自分の経験が活かせる仕事や興味のある分野から始めてみましょう。
副業やスモールスタートで始めることで、リスクを抑えながら自分に合った仕事を見つけやすくなります。

集客がうまくいかない

多くの起業家が最初にぶつかる壁の一つが「集客」です。
サービスや商品が良くても、知ってもらえなければ売上につながりません。
実際に、起業後に「思ったよりお客さんが集まらない」と悩む人は少なくありません。

対策
InstagramやX(旧Twitter)などSNSを活用して情報発信を行い、認知度を高めていきましょう。
また、必要に応じて広告費を活用することで、短期間で集客効果を高めることもできます。

収入が安定しない

最初から十分な利益を出すのは簡単ではありません。
特に、起業直後は顧客が少ないため、収入が安定しないことがあります。
収入が安定しない期間が続くと、経営資金や生活費に影響が出る可能性があります。

対策
最初は副業から始めるなど、生活費を確保しながら事業を育てていく方法がおすすめです。
収入源を複数持つことで、リスクを分散することもできます。

資金が足りない

起業には広告費や設備費など、ある程度の資金が必要になります。
自己資金だけでは十分な準備ができないケースもあります。

対策
自己資金だけで難しい場合は、日本政策金融公庫などの創業融資を利用する方法もあります。
資金調達を行うことで、設備投資や広告費に余裕を持って事業をスタートできます。

40代女性が起業するまでの4ステップ

起業を考えていても、「何から手をつければいいのか分からない」と感じる方は少なくありません。
ここでは、起業までの基本的な流れを4つのステップで解説します。

STEP1:職種(ビジネス)の決定

まずは、どのような仕事で起業するのかを決めます。
起業を成功させるためには、自分に合ったビジネスを選ぶことが重要です。
特別なスキルがないと感じている方は、「職種のヒント」を参考に、自分に合ったビジネスの方向性を考えてみましょう。

職種のヒント
スキルがないと感じていても、これまでの経験や生活の中には、起業のヒントになる強みが隠れていることが多くあります。
自分のやりたいことや得意なことは何なのか整理しましょう。

必要な許可や資格を確認する

業種によっては、法律で定められた許可や免許・資格が必要になる場合があります。
起業する前に、必要な資格や許可を確認しておきましょう。

業種必要な資格・許可
飲食店・カフェ・キッチンカー▫️食品衛生責任者
▫️飲食店営業許可
お菓子・パンの製造販売▫️菓子製造業許可
▫️食品衛生責任者
古着・中古品販売▫️古物商許可
ペットシッター・ペットホテル▫️第一種動物取扱業登録

STEP2:市場調査を行う

職種が決まったら、次に同じようなサービスを提供している競合を調べてみましょう。
競合の特徴を知ることで、価格設定やサービス内容の参考になります。

例:自宅で料理教室を開く場合

▫️運営形態:個人教室か、企業運営か
▫️料金体系:都度払い、回数券、全○回コース
▫️料理ジャンル:家庭料理、フレンチ、デザート、発酵食品など
▫️ターゲット層:初心者、子連れ主婦、働く女性、自然派
▫️開講時間:平日夜、週末昼間など

市場調査を行うことで、自分の強みや差別化のポイントが見えてきます。

STEP3:事業計画書の作成

起業を成功させるためには、事業計画書を作成することをおすすめします。
事業計画書は、事業の方向性を明確にし、成功に導くための重要なツールです。

事業計画書の主な記載事項

▫️起業の動機:なぜこのビジネスを始めたいのか
▫️ターゲット市場:誰の、どんな悩みを解決するのか
▫️販売戦略:どのように商品・サービスを知ってもらうのか
▫️資金計画:いくら使い、どのくらいの売上を見込むのか

事業計画を文章にして整理することで、計画の不備やリスクを事前に把握し、より現実的な事業戦略を立てることができます。
また、具体的には次のようなメリットがあります。

👍事業計画書作成のメリット
🔸事業の方向性を明確にできる
🔸資金調達がしやすくなる
🔸社内外の関係者と情報共有ができる
🔸リスクを事前に把握し、対策を講じられる
🔸事業の進捗管理が容易になる
🔸創業時の不安を解消し、意欲を高める

最初から完璧な計画を作る必要はありません。
まずは自分の考えを整理するつもりで、できるところから事業計画を作ってみましょう。

STEP4:開業手続き・スモールスタート

スモールスタートでビジネスを始める場合でも、個人事業主として事業をスタートする方が多いです。
個人事業主として開業する場合の主な手続きは以下の通りです。

書類名提出先備考
開業届税務署開業後、1か月以内に税務署に提出する
事業開始等申告書都道府県税務署事業所がある都道府県税務署が定める期限内に提出する
青色申告承認申請書税務署新規開業の場合は、業務を開始した日から2か月以内に提出
白色申告に比べ節税効果が高い

「開業届」と「青色申告承認申請書」を同時に提出すると、手続きが一度で完結するためおすすめです。

40代女性の起業に必要な資金

起業資金は業種によって大きく変わりますが、スモールスタートの場合は数万円〜100万円程度で始める人も多いとされています。
ただし、事業として本格的に始める場合はある程度の資金が必要になります。
初期費用を安く見積もりすぎて後で慌てないよう、必要となる費用を事前に確認しておきましょう。

開業資金は大きく分けて、設備資金と運転資金の2つに分類されます。

設備資金とは?

設備資金とは、一時的に必要な資金のこと。
具体的には、店舗や事務所の敷金・礼金や備品などにかかる費用です。

運転資金とは?

運転資金とは、継続的に使う資金のこと。
具体的には、家賃、人件費、広告費、仕入れ費用などにかかる費用です

業種を問わず起業時に必要な費用は次の通りです。

分類項目内容
設備資金外注費▫️ロゴ制作
▫️ホームページ作成
▫️名刺やパンフレット
業種別の設備資金▫️パソコン
▫️作業道具
▫️店舗設備など
運転資金広告宣伝費▫️Instagram広告
▫️チラシ作成
▫️ポータルサイト掲載費
運転資金開業直後は売上が安定しないことも多いため、運転資金は半年〜1年分程度を用意しておくと安心

◻️外注費

外注費は次のようなものがあります。

外注費

▫️ロゴ制作
▫️ホームページ作成
▫️名刺やパンフレット

最近では無料の制作ツールが充実しており、自分で制作する人も少なくありません。
しかし、事業としての信頼感を高めたい場合や制作作業に時間をかけたくないという理由から、外注する人も多いです。
また、ホームページやブランドロゴ、名刺などは顧客が目にする重要なツールです。
長期的に使うことを考えると、開業時に一定の費用をかけて制作する価値は十分にあると言えるでしょう。

◻️業種別の設備資金

スモールスタートの場合、大規模な設備投資が不要な職種も多いですが、業種によっては一定の設備資金が必要になることがあります。
スモールスタートで起業する場合、設備資金として次のような費用が発生することがあります。

設備資金の例

▫️レンタルスペースなどの利用料
▫️パソコンやカメラなどの機材費
▫️作業道具や備品
▫️店舗設備 など

最近では、レンタルスペースやシェアサロン、コワーキングスペースを活用して起業する人も増えています。
この場合、内装費や大型備品を購入する必要はありませんが、その代わりスペースの利用料が継続的に発生します。
そのため、あらかじめ月間の利用時間を想定し、資金計画に組み込んでおくことが重要です。

また、パソコンなどの機材をすでに持っている場合は新たな設備投資は不要ですが、新しくそろえる場合はその費用も事前に見込んでおきましょう。

スモールスタートの起業では、すでに持っているものを活用して初期費用を抑えることが基本です。
ただし、顧客の目に触れる部分やサービスの品質に関わるものについては、必要に応じて投資を検討することも大切です。

◻️広告宣伝費

スモールスタートで起業した場合でも、集客のための広告費は必要になります
SNSを活用すれば無料で集客できると思われがちですが、SNSだけで安定した集客を行うのは簡単ではありません。
一定数のフォロワーを増やすには時間がかかります。
そのため、SNSで安定した集客ができるようになるまでは次のような広告・販促費が必要になるケースが少なくありません。

広告・販促費

▫️InstagramやFacebookの広告
▫️チラシやポータルサイト掲載
▫️キャンペーン費用

スモールスタートであっても、集客のための予算は資金計画に組み込んでおくことをおすすめします。

下記の記事で、具体的な集客方法と料金を詳しく解説しています。よろしければご一読ください。

◻️運転資金

スモールスタートで起業する場合、初期費用に意識が向きやすく、運転資金を十分に見込んでいないケースも少なくありません。
次のような費用が運転資金に含まれます。

運転資金

▫️毎月の家賃や管理費
▫️水道光熱費
▫️消耗品費
▫️広告宣伝費
▫️人件費
▫️通信費
▫️税金や保険料 など

なお、開業直後は売上が安定しないことも多いため、運転資金は半年〜1年分程度を用意しておくと安心です。

自己資金だけで起業するメリット・注意点

スモールスタートで起業する場合、「自己資金の範囲でスタートしたい」と考える方も多いです。
自己資金のみで始める場合のメリットと注意点は次の通りです。

👍メリット
🔸借金がないため心理的プレッシャーが少ない
🔸利息の支払いや返済計画に追われない
⚠️注意点
🔹貯金が減る
🔹資金が限られるため、職種や事業内容に制限が出る
🔹設備投資や広告費を十分にかけられない可能性がある

自己資金だけで起業する場合は、利息の支払いや毎月の返済に追われることがないため、心理的なプレッシャーが比較的少なくなります。
一方で、貯金を使って事業を始めるため、万が一売上が伸びなかった場合や生活費が不足した場合にリスクがあります。
また、手元の予算内に収めようとするあまり、必要な設備投資や広告に十分に費用を回せず、事業の成長スピードに影響が出てしまうことも少なくありません。

実は、スモールスタートで起業する場合でも融資を活用するケースは珍しくありません
「スモールスタート=お金をかけない」というイメージを持つ人も多いですが、内装費やIT設備費などに想定以上の費用がかかり、資金計画を見直す必要が出ることもあります。
そのため、自己資金だけにこだわらず、融資を活用して資金計画を整えたうえで開業する人も多いです。

40代女性の起業におすすめの資金調達方法

スキルや実績がないと融資を受けるのは難しいのでは?

融資と聞くとこのように不安に感じる方もいるかもしれません。
しかし、実際には創業者向けの融資制度もあり、起業時の資金をサポートする仕組みが整っています。
ここでは、40代女性がスキルなしで起業する際におすすめの資金調達方法を解説します。

おすすめの資金調達方法

▫️日本政策金融公庫:最もおすすめ
▫️保証協会の保証付き融資:創業時でも利用しやすい
▫️制度融資:低金利が魅力
▫️女性・若者・シニア創業サポート2.0:東京都で起業する人におすすめ

自己資金の目安

希望融資額の1/3程度

まず、融資を受ける場合の自己資金の目安を把握しておきましょう。
創業融資は「自己資金がなくても融資を受けられる」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、創業融資であっても自己資金は必要です。
制度によっては自己資金の要件が明記されていない場合もありますが、一般的には希望する融資額の1/3程度が自己資金の目安とされています。

日本政策金融公庫の「新規開業・スタートアップ支援資金」

日本政策金融公庫は、創業時の資金調達方法として利用する人が多く、王道の融資といえるでしょう。
創業時に融資を検討する場合は、最もおすすめの選択肢です。

日本政策金融公庫とは?

国が100%出資する政府系の金融機関(政策金融機関)です。
そのため、国の政策(中小企業支援や地域活性化など)を実行する役割を担っており、日本経済の活性化や中小企業・創業者の支援を目的としています。

新規開業・スタートアップ支援資金

項目内容
対象者以下のいずれかに該当する方が対象です。
🔷これから新たに事業を始める方
🔷事業開始後おおむね7年以内の方
融資限度額7,200万円(うち運転資金は4,800万円まで)
金利基準金利:2.30~4.70%
*決算が2期未満の方は、原則として0.65%(雇用の拡大を図る場合は0.9%)引下げ
返済期間🔷設備資金:20年以内
🔷運転資金:10年以内
*うち据え置き期間5年以内
担保・保証人原則不要
自己資金要件は明記されていませんが、融資希望額の30%程度が望ましいです
*金利は令和8年3月2日現在のものです。最新の金利情報を公庫のHP(金利情報 小規模事業者/個人事業主の方【国民生活事業】)でご確認ください。
*参照:日本政策金融公庫|新規開業・スタートアップ支援資金

女性、35歳未満の男性、55歳以上の男性の場合は、「女性、若者/シニア起業家支援関連」の対象となり特別金利が適用されます。

項目内容
対象者🔷新たに事業を始める方
🔷事業開始後おおむね7年以内の方
➕下記の条件を満たす方
◻️女性
◻️35歳未満の男性
◻️55歳以上の男性
融資限度額7,200万円
運転資金は4,800万円まで
金利特別金利A 1.90~4.30%
*決算が2期未満の方は、原則として0.65%(雇用の拡大を図る場合は0.9%)引下げ
返済期間🔷設備資金:20年以内
🔷運転資金:10年以内
*うち据え置き期間5年以内
担保・保証人原則不要

*金利は令和8年3月2日現在のものです。最新の金利情報を公庫のHP(金利情報 小規模事業者/個人事業主の方【国民生活事業】)でご確認ください。
*参照:日本政策金融公庫|新規開業・スタートアップ支援資金

下記の記事で、詳しく解説しています。よろしければご一読ください。

日本政策金融公庫のメリット・注意点は次の通りです。

👍メリット
🔸申込みから融資実行までのスピーディー(1カ月程度)
🔸保証人は個人・法人ともに原則不要
⚠️注意点
🔹制度融資に比べると金利が高い

日本政策金融公庫は、制度融資と比べると金利はやや高めになる傾向がありますが、保証協会の保証付き融資や民間金融機関の融資と比較すれば低金利水準に抑えられています。
さらに、他の支援制度と併用することで、実質的な金利負担を抑えることも可能です。
そのため、総合的に見て最もおすすめの融資制度です。

保証協会の保証付き融資

保証協会の保証付き融資は、創業時でも利用しやすい融資制度です。

保証協会の保証付き融資とは?

信用保証協会は、銀行からお金を借りやすくするために設立された公的な保証機関です。
民間金融機関と事業者の間に入り、「公的な保証人」としての役割を担っています。
銀行は「返済できるか不安だと貸しにくい」という特性がありますが、信用保証協会が「万が一返せなくなった場合は、私たちが代わりに返済します」と保証することで、銀行は安心して融資を出すことができます。

保証協会の仕組み

保証協会の保証付き融資のメリット・注意点は次の通りです。

👍メリット
🔸創業時でも融資を受けやすい
⚠️注意点
🔹申請から融資実行まで時間がかかる(2~3カ月程度)
🔹他の制度に比べると金利が高い
🔹金利に加えて「保証料」が発生する

保証協会の保証付き融資は、金利に加えて「保証料」が発生するため、他の制度に比べると実質的な負担総額(総コスト)がやや高めになる傾向があります。
そのため、まずは日本政策金融公庫や制度融資を第一候補として申し込むのが一般的です。
しかし、もしそれらの審査に落ちてしまった場合や、より確実に資金を確保したい場合には、この保証付き融資が「次なる有力な選択肢」となります

制度融資

制度融資は、創業時の融資では日本政策金融公庫に次ぐ王道の融資です。

制度融資とは?

制度融資とは、信用保証協会が保証人の役割を担う公的な融資制度です。
信用金庫や銀行などの金融機関、地方自治体(都道府県・市区町村)、そして信用保証協会の三者が連携して行います。
自治体が発行する「あっせん書(紹介状)」を通じて申し込む仕組みで、いわゆる「信用保証協会付き融資」の一種です。
万が一返済が滞っても信用保証協会が代わりに返済(代位弁済)してくれる仕組みのため、金融機関のリスクが低く、創業したばかりの方にとっても利用しやすいのが特徴です。

制度融資の仕組み

制度融資 わかりやすい図

例えば、東京都では「東京都中小企業制度融資」、渋谷区では「区の中小企業事業資金融資あっせん制度」といったように、各都道府県・市区町村ごとに独自の制度が用意されています。

制度融資は各自治体ごとに異なる

各自治体が地域の産業構造や中小企業の状況に合わせて、制度の設計と運営を行っているためです。
そのため、金利、保証料補助の有無、融資限度額などは地域によって異なります。

制度融資のメリット・注意点は次の通りです。

👍メリット
🔸金利が非常に低い(1%以内)
⚠️注意点
🔹申請から融資実行まで時間がかかる(3~4カ月程度)
🔹多くの場合、個人保証を求められる
🔹事業計画書の指導を受ける必要がある

制度融資は、自治体の利子補給制度があるため、金利が低く設定されている点が特徴です。
条件によっては、年1%未満の金利で利用できる場合があり、長期的な返済負担を抑えやすくなります。

一方で、制度融資には注意すべき点も少なくありません。

審査は金融機関と信用保証協会の両方で行われるため、申請から融資実行まではおおむね3~4カ月程度を目安に見ておく必要があります。
そのため、開業時期が決まっている場合は時間に余裕をもって申請しましょう。

また、制度融資では事業計画書について自治体の指導を受けることが求められるケースが一般的です。
これにより、申請者が何度か自治体の窓口に足を運ぶ必要があり、その期間は通常1か月程度かかります
予定が合わず、スムーズに通えない場合は、審査全体が長引く可能性がある点にも注意しましょう。

さらに制度融資では、法人・個人事業主を問わず、代表者の個人保証が必要になるケースが多い点にも注意が必要です。
なお、連帯保証については信用保証協会が保証人の役割を担うため、必要はありません。

女性・若者・シニア創業サポート2.0

東京都で起業する場合は、「女性・若者・シニア創業サポート2.0」もおすすめです。

女性・若者・シニア創業サポート2.0は、東京都が実施している創業支援制度で、女性・若者(39歳以下)・シニア(55歳以上)の方を対象としています。

事業地域と対象者が限定されるため、すべての人が利用できる制度ではありませんが、要件に該当する場合はおすすめ資金調達方法となります。

女性・若者・シニア創業サポート2.0

項目内容
対象都内における下記の条件にあてはまる方
▫️女性
▫️若者(39歳以下)
▫️シニア(55歳以上)

▫️創業の計画がある または 創業後5年未満(女性は7年未満)の方
▫️地域の需要や雇用を支える事業(NPO等も含む)
融資限度額女性
▫️2,000万円以内
▫️運転資金のみは1,000万円以内
女性以外の方
▫️1,500万円以内
▫️運転資金のみは750万円以内
金利固定金利1%以内
返済期間▫️10年以内
▫️据置期間3年以内
担保・保証人担保:無担保
保証人:
▫️個人事業主は不要
▫️法人は必要となる場合がある

*条件・金利:2026年2月時点
*最新の事業概要は公式サイトをご確認ください。

👍メリット
🔸金利が非常に低い(1%以内)
⚠️注意点
🔹プロパー融資のためハードルが高い
🔹何度か東京都の窓口に通い、事業計画書の指導を受ける必要がある

この制度は、金融機関が直接に融資を行う「プロパー融資」のため、原則として保証人を付けてくれる仕組みではありません。
金利が低く魅力的ですが、一般的な制度融資と比べると、審査のハードルはやや高めになる点に留意しましょう。

プロパー融資とは?

プロパー融資とは、信用保証協会の保証なしで金融機関が直接融資を行う形です。
創業時は事業実績が少なく信用力も低いため、難易度が高いといわれています。

まとめ|40代女性はスキルなしでも起業できる

今回は、スキルなしの40代女性の起業について解説しました。
記事の詳細は下記の通り。

◻️女性の起業は40代が最多

◻️40代女性がスキルなしでも始めやすい起業アイデア
▫️生活・代行サービス系(家事代行サービスなど)
▫️物販ビジネス系(ハンドメイド販売、ネットショップなど)
▫️IT・WEB系(WEBライターなど)
▫️クラウドソーシング系(SNS運用代行など)
▫️講座・教室系(料理教室など)

◻️40代女性がスキルなしで起業する際のよくある悩みと対策
▫️何から始めればいいかわからない
→対策:まずは、自分の経験や興味がある分野から始めてみましょう
▫️集客がうまくいかない
→対策:SNSを活用しつつ、必要に応じて広告費をかけて集客しましょう
▫️収入が安定しない
→対策:副業から始めることを検討しましょう
▫️資金が足りない
→対策:創業融資を検討しましょう

◻️40代女性が起業するための4ステップ
①職種の決定
②市場調査
③事業計画の作成
④開業手続き・スモールスタート

◻️40代女性の起業に必要な資金
▫️設備資金:外注費・業種別の設備資金
▫️運転資金:家賃、光熱費、消耗品費、広告宣伝費、通信費など

◻️自己資金だけで始めるメリット
▫️利息の支払いや返済計画に追われず心理的プレッシャーが少ない

◻️自己資金だけで始める注意点
▫️貯金が減る
▫️資金が限られるため、職種や事業内容に制限がかかったり、設備投資や広告にお金がかけられない可能性

◻️おすすめの資金調達方法
▫️日本政策金融公庫
▫️保証協会の保証付き融資
▫️制度融資
▫️女性・若者・シニア創業サポート2.0

スキルなしで40代女性が起業する場合は、職種選びと事業計画、資金調達が成功の分かれ道になります。
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代表 駒田裕次郎 税理士・公認会計士・認定支援機関

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