創業融資のポイント

日本政策金融公庫の創業融資、事業経験について!

日本政策金融公庫(以下「公庫」)の創業融資は、創業しようとする「事業経験」がとても重要です!

どんなに事業計画書が素晴らしくても、創業融資がおりない場合もあります。
公庫の担当者は代表者の「経験」「人物」に着目しています。

誤って認識していると大きな不利益になることもあります。
正しく認識したうえで、公庫の融資に申込みましょう!

代表者の略歴や知識の大切さ

公庫の創業融資制度です。

  • 代表者の略歴
    融資担当者には、どんな人間なのかをしっかり伝える必要があります。できるだけ細かく、わかりやすく、アピールしましょう。また、説得力があり、証明できるものを書きましょう。
  • 代表者の経験や知識
    開業する業種の経験を積んでいるか、知識はあるか等もしっかりアピールしましょう。ただ、長く記述するだけでなく、要点を絞りまとめて書きましょう。

※創業計画書より抜粋

創業の目的や動機とうまく組み合わせる

創業の目的や動機とうまく組み合わせて、よりよい印象を与えていきましょう。

創業融資の面談は、転職活動によく似ています。
「自分に融資してくれれば利益を出して、借りたお金に利子をつけてしっかり返せる」ことをアピールしましょう!

「創業の目的、動機」とは?

履歴書のように書くのではなく、創業者が経験を活かせるビジネスであることを強調し、新規性や独自性を提示してアピールしましょう!

社会的に意義のある事業であることだけを強調しても、担当者が注目しているのは創業者の経験が事業と結びついているかどうかです。

注意点

・事業計画書が素晴らしくても、創業に対する思いや事業経験がないと融資がおりない場合があります。

・面談担当者に対して、「創業前の準備をどれだけしてきたか」「創業後の事業運営も問題ないと安心感を与えること」が必要です。

自己資金の説明でアピール

融資額の1/10以上、自己資金があることが求められています。
融資希望額の1/3~1/2程度の自己資金を用意することが、目安となります。

自己資金の内訳をしっかり伝える

創業に対してどれだけ準備をしてきたかがポイントになるため、自己資金を貯める経緯が重要とされています。

自己資金はいくらあっても、コツコツとためてきた経緯が見えない場合は、自己資金として認められない場合があります。

自己資金は見せ方が重要ですので、上記の経緯をしっかり把握しておきましょう!

まとめ

今回は、事業経歴や創業までの準備等について解説していきました。
ポイントは下記の通りです。

  • 事業経験と代表者の人物に着目されている
  • 経歴や略歴は、細かくできるだけわかりやく、要点をまとめる
  • 代表者の人物像をアピールする
  • 自己資金の経緯を明確化にする

正しく理解しなければ、融資に不利なこともあります。
上記のポイントをしっかり把握していただき、本記事を参考に創業融資に役立てていただけますと幸いです。

創業融資代行サポート(CPA)では、公庫の創業融資を含め、創業支援に関してご相談に乗らせていただいております。まずはお気軽にお問い合わせください。

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